能美町の畑鉱山

江田島地図2分割北(畑鉱山) 

古老の話では、「大正の頃かのぉ~、試し掘りでチョロッと掘っただけじゃ~・・・」だ、そうです。
「わしらがこまい頃は、あがいの方でつばえたこともあったがのぉ~、いま~いけんじゃろぉて、のぉ~」だ、そうです。

CIMG2158

能美町 畑地区の入口です。 
「これのずう~っと奥のなぁ~、窪んなったとこじゃったかのぉ~」 だ、そうです。

畑鉱石(新) 
(地質標本登録データベースより)
筑波の標本倉庫に眠る、畑鉱山産の黄銅鉱・磁硫鉄鉱・・・(*^。^*)です。
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玖珂層群の転石

江田島地図2分割北(宇根山登山道) 

江田島市でもっとも高い山が野登呂山(又の名を宇根山542.0m)です。
この山は呉花崗岩の上に乗っかった、玖珂層群で出来ており、その登山道入口に玖珂層群堆積岩の珪質部と泥質部が互層する、層状チャートの大岩が転石となって有ります。

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(画像の左右50cm)
直径2mくらいの大岩ですが、熱による再編でグラニュー化が進み、泥質部はホルンフェルス化しています。

CIMG4322 
(画像の左右110cm)
この付近のミカン畑は玖珂層群の転石を利用して、石垣が積まれています。
中央の白いのは石英質です。

CIMG4324

今までのナツミカンから、新品種のミカン苗に植え替えられたようですが、これからの管理は大変・・・ m(__)m です。

CIMG8210 
(画像の左右30cm)
層状チャートの転石も、立派に石垣の材料となります。

大矢鼻の閃緑班岩

江田島地図2分割南(大矢鼻) 

大矢鼻の先端へと伸びる、花崗斑岩岩脈の西側を平行して、脈幅2m、長さ30mで海中に没する露頭が確認できます。

CIMG8447 

陸側から海中へと続く閃緑班岩の様子です。

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(画像の左右2m)
右上の白い岩は音戸花崗閃緑岩で、ナイフで切ったようにスッパリと割れています。

CIMG8451 
(画像の左右50cm)
左が閃緑班岩、右が音戸花崗閃緑岩で、境界面は直線です。

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(画像の左右80cm)
新鮮な閃緑班岩の表面は、スベスベした深緑色なのですが、風化が進み砂岩か、泥のようにも見えます。

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(画像の左右25cm)
閃緑班岩と呼ばれるのは、閃緑岩に班として長石や、輝石、石英粒などが入っているのが見えるからなのですが、この場合小さすぎて、班というより粒と言ったほうが・・・(^_^;)です。

閃緑班岩の石基は、珪長質鉱物、輝石類、燐灰石、鉄鉱物や角閃石などの微小結晶できています。
班晶は、斜長石、斜方輝石、単斜輝石などの1mm前後が普通で石英粒を含むこともあります。

その閃緑班岩中に石英塊が捕獲されていました。

花崗閃緑班岩(ダルメシアンジャスパー)

江田島地図2分割南(大矢鼻) 

角閃石の班晶が際立つ、花崗閃緑班岩です。

CIMG8437 
(画像の左右120cm)
音戸花崗閃緑岩を割って、横幅1m長さ約20mの岩脈露頭があります。
普通の花崗斑岩と違って音戸花崗閃緑岩に強い熱ダメージを与えているように見えますので、貫入岩体の温度が高かったのではと、イマジン・・・(*^。^*)です。

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(画像の左右100cm)
島内では他に見ません。

CIMG8430 
(画像の左右30cm)
石基は他の花崗閃緑班岩と同じように見えますが、班晶の角閃石が際立って大きくてきれいな模様の石です。
模様がダルメシアン犬に似ていることから、ダルメシアンジャスパー又は、ダルメシアンストーンと商品名をつけられ、販売もされています。
なを、ジャスパーとは何の関係もなく、アプライトと呼ばれるべきです。

大矢鼻の音戸花崗閃緑岩

江田島地図2分割南(大矢鼻) 

呉花崗岩よりも古い時代に貫入した音戸花崗閃緑岩・・・。
歳には勝てず・・・(^_^;)です。

CIMG8423 
(画像の左右15cm)
石英閃緑岩を捕獲しています。

 CIMG8459
(画像の左右1m)
音戸花崗閃緑岩の割れ目に貫入した、閃緑班岩です。

CIMG8440 
(画像の左右1m)
玖珂層群と思われる岩石を捕獲した音戸花崗閃緑岩を割って貫入した、角閃石を主な班晶とする、花崗閃緑班岩です。

自然の色彩美(花崗閃緑班岩)

江田島地図2分割南(大矢鼻) 

風雪に耐えた人間は皴が増えるばかりですが、・・・m(__)mです。

CIMG8469 
(画像の左右50cm)
斑岩の石基に斜長石が多かった性で、きれいな黄色に風化しました。

CIMG8476 
(画像の左右20cm)
ピンクのツブツブは長石です。

CIMG8477 
(画像の左右15cm)
黒い有色鉱物は、花崗閃緑班岩が音戸花崗閃緑岩に貫入するときに取り込んだ石英閃緑岩です。

CIMG8478 
(画像の左右60cm)
横に走る灰色の筋は斑岩の割れ目に浸透した石英です。

CIMG8479 
(画像の左右25cm)
自然の美・美・美・・・ ヽ(〃^-^)/ です。

大矢鼻の花崗斑岩・花崗閃緑班岩

江田島地図2分割南(大矢鼻) 

大矢鼻には、音戸花崗閃緑岩を割って、花崗斑岩・花崗閃緑班岩と閃緑班岩の岩脈が東西方向に平行して走っています。

CIMG8462 

手前の黒い岩脈が閃緑班岩で松の木を乗せ、沖に伸びる岩脈が花崗斑岩・花崗閃緑班岩
です。

CIMG8484 

この花崗斑岩岩脈と呼ばれるものは実にややっこしくって、見れば見るほどわからなくなります。
それでなくても似たような名前の岩石名ばかりなのに、大矢鼻で見ることの出来る100mばかりの露頭でも、部位によって花崗斑岩に見える部位、花崗閃緑班岩に見える部位、珪長岩に見える部位と、数メートル単位で変化しています。

画像の手前、岩の角が丸くなっているのは、花崗斑岩に近い岩相で、先の方に見える角ばった割れ方をしている部位は珪長岩に近い岩相をしています。

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(画像の左右60cm)
さらにはこの部位、黒い岩と褐色の岩、実は両方とも花崗閃緑班岩です。
黒い方の岩石は斑岩の石基部分に含まれる有色鉱物(閃緑岩・黒雲母)の割合が極端に多く、また、風化によっても色が変わりにくい性質を持っているのだと思います。

CIMG8429 
(画像の左右30cm)
実は、右に見える褐色の花崗閃緑班岩の、新鮮な岩肌は上の画像なのです。

磁鉄鉱を含有する江田島花崗閃緑岩

江田島地図2分割北(松ヶ鼻) 

この付近の江田島花崗閃緑岩は鉄分に富んでいます。

 CIMG7519
(画像の左右50cm)
江田島花崗閃緑岩にあるペグマタイトの中や、外?にも黒い塊状となった磁鉄鉱が見えます。

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(画像の左右30cm)
長石質の部分にも班状になって点在します。

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(画像の左右25cm)
はっきりとペグマタイト中に取り込まれた塊状の磁鉄鉱です。

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(画像の左右15cm)
ペグマタイトではなく、粗粒の花崗岩(長石質)からじかに析出した?磁鉄鉱の塊りです。

CIMG2509 
(倍率約60倍・右は爪楊枝の先端部)
付近の砂を持ち帰って観察しましたが、磁鉄鉱の結晶は見つかりませんでした。
爪楊枝の先っちょと同じ大きさの、丸い鉄球のようなものが見えたので、宇宙塵ではと思ったのですが・・・。
近くには造船所とかもありますし、溶接作業で飛び散った火花?みたい・・・(^_^;)です。

珪長岩の一部がモンゾニ岩化したピンクの岩石

江田島地図2分割北(松ヶ鼻) 

岬の先端に、驚き、桃の木、ピンクの岩・・・ ヽ(〃^-^)/ です。

CIMG7533 
(画像の左右25cm)
モンゾニ岩又は閃長岩質の岩石だと思いますが、肉眼判定ですので???・・・(^_^;)です。
島内には切串地区にも閃長岩の露頭がありますが、このようなスベスベした岩ではなく、安いカステラのようなガサガサ、スカスカを感じる岩です。

CIMG7534 
(画像の左右35cm)
緑色に見える部分は、緑れん石?あるいは閃緑岩?だろうと・・・(^_^;)です。

 CIMG7532
(画像の左右35cm)
画像は5,6年前のものですし、残念なことにサンプル採取をしていません・・・ m(__)m です。

松ヶ鼻先端部の黒雲母珪長岩

江田島地図2分割北(松ヶ鼻) 

島内に見る岬や鼻、崎、の出っ張りは、風化侵食に強い花崗斑岩や珪長岩で出来ています。

CIMG7508 

この付近には南北に3本の珪長岩岩脈が走っていますが、それぞれに又、部分部分で微妙な違いがあります。

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(画像の左右2m)
右下は呉花崗岩で、左上の珪長岩はカリ長石が多いせいか、薄いピンク色に見えます。

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(画像の左右80cm)
風化に強い石英質が表面に多く残り、白っぽく粉をまぶしたように見えます。

CIMG2470
(画像の左右30cm)
表面に黒い雲母が目立ちますので、黒雲母珪長岩と呼ばれます。
石英、斜長石、カリ長石、黒雲母、緑れん石を含有します。

CIMG7529
(画像の左右4m)
班昌は目立ちませんが、花崗斑岩っぽい珪長岩です。

江田島花崗閃緑岩に捕獲された、玖珂層群の岩塊

江田島地図2分割北(松ヶ鼻) 

この付近の陸上に玖珂層群を見ることはないのですが・・・。

CIMG7500 
(画像の左右100cm)
江田島花崗閃緑岩に捕獲された、玖珂層群の大きな岩塊です。
見た感じ、かなりな高熱で焼かれたように思えます・・・(^_^;)です。

CIMG7486
(画像の左右80cm)
玖珂層群の砂岩が砂浜に転がっています。

CIMG2438 
(画像の左右20cm)
他にも、1度は江田島花崗岩に捕獲されたものが、風化に耐え母岩から抜け落ちて海岸に転石となっていました。

江田島花崗閃緑岩に捕獲された石英閃緑岩

江田島地図2分割北(松ヶ鼻) 

新鮮な岩壁面では小さな捕獲岩(石?)もはっきりと見えます。

CIMG7495 
(画像の左右25cm)
捕獲された石英閃緑岩の中に石英の白い粒が目立っています。

捕獲岩は、花崗岩が地下で広がったり上昇するさいに、花崗岩岩体の周辺部から取り込みますので、捕獲岩が見えるということは、この花崗岩岩体の周辺部が、今、見えているってこと・・・(*^。^*)です。

CIMG7527 
(画像の左右20cm)
石英閃緑岩が石基の緻密な花崗斑岩に捕獲された場合、地表に出た花崗斑岩には放射状の亀裂が入っていますが、花崗岩の場合は石質が軟らかい?せいか、亀裂がはいりません。

江田島花崗閃緑岩中の晶洞

江田島地図2分割北(松ヶ鼻) 

松ヶ鼻の先端から50m付近に風化から逃れ、わずかに残った江田島花崗閃緑岩を見ることができます。

CIMG7513 
(画像の左右40cm)
ボロボロに風化された江田島花崗閃緑岩です。
角閃石が多く含まれていますので、呉花崗岩に比べ、青黒くみえます。
右上の隅は角閃石の濃縮された部分です。

呉花崗岩と江田島花崗閃緑岩との境界面は確認できていません・・・m(__)mです。

CIMG7497 
(画像の左右60cm)
江田島花崗閃緑岩中の晶洞(ペグマタイト)です。

呉花崗岩中の晶洞

江田島地図2分割北(松ヶ鼻) 

江田内湾に大きく突き出した松ヶ鼻では、呉花崗岩、江田島花崗閃緑岩と珪長岩を見ることができます。

CIMG7475 
(画像の左右100cm)
松ヶ鼻の西側の浜から入って、先端から50m手前までが呉花崗岩で、その先が江田島花崗閃緑岩、さらに岬の突端が珪長岩となります。
画像は、浜に入ってすぐの岩壁に見える晶洞(ペグマタイト)です。
大きく結晶した、カリ長石と石英が見えます。

CIMG7477 
(画像の左右30cm)
この付近には同じような晶洞が沢山ありますが、自形を保って結晶した水晶や長石は見ません。
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