イラクサ科ヤブマオ属の多年草で花期は7~9月
北海道~九州の山野に群生し、草丈は1m、葉っぱは対生し卵円形で10~20cm、縁には鋸歯があり葉先は尾状となります。
雌雄同株、葉の脇から20cmくらいの穂状花序を出し、茎の下方では雄花序、上方は雌花序、雌花は穂状花序に丸く集まり、数珠状となります。
毛のある花被筒に包まれた果実には翼があり約2mm、そう果は卵形で1mmくらいです。
江田島市内では、林道や農道わきなどで小規模(数本~数十本)に群生します。
20100421江田島町秋月(若葉)
20170429江田島町小用
20100827江田島町切串(花序)
20110909江田島町切串(雌花序)
20141001江田島町秋月(雌花序・未熟集合果)
20181022江田島町秋月(雌花序・集合果)
イラクサ科ヤブマオ属の多年草で花期は8~9月
本州~九州の道ばたなどに群生し、草丈100~150cm、葉っぱは広卵形で9~15cm、葉裏は綿毛が密生して白く見え、縁には鋸歯があり先端は尾状に伸びます。
花は葉腋に円錐花序となり、茎の下方は雄花序が穂状につき、上方には雌花序がつき雌花は球状に集まります
果実は花被筒に包まれ、1mm弱の卵円形となります。
カラムシは、有史以前から繊維用に栽培されており、史前帰化植物?ではと言われており、その後も中国や朝鮮半島から改良品種の移入があったり、国内でも品種選抜などが行われていました。
江田島市内では農道脇や畑の廻りなどに群生しており普通に見ます。
江戸時代中期以前には当地でもカラムシ栽培があったやも?ですが、広島藩による綿花栽培の奨励により江戸時代後期には塩分の多い干拓地などを中心に広く綿花が栽培されており、機織り機による家内労働で綿布の生産も盛んとなりました。
20180408能美町中町
20150524江田島町小用(フクラスズメの食草)
20140918大柿町大原(蕾)
20140906江田島町小用(花序)
20170915沖美町三吉(花序)
20181022江田島町秋月(未熟な集合果)
20160627大柿町大君(ラーミ―カミキリの食草)
イラクサ科ヤブマオ属の落葉小低木で花期は8~10月
本州~九州の日当たりの良い湿った谷沿いなどに多く、樹高1mくらいで株立ちとなります。
一見草本にも見えますが、茎の下部が木化するので樹木とされます。
葉っぱは対生し、菱状卵形で4~8cm、鋸歯は深く葉っぱの先端は尾状に伸びます。
雌雄同株で花序は穂状となり、枝の上部に雌花、下部に雄花つきます。
果実はそう果で1mm強の倒卵形となります。
江田島市内では谷に沿った農道や林道、水田の石垣などなどで普通にみます。
20170428能美町高田
20180613沖美町三吉
20140722能美町中町
20100729沖美町三吉(蕾)
20180830大柿町大君(雌花序)
20111014江田島町秋月(集合果実)
オオバヤドリギ科オオバヤドリギ属の半寄生常緑低木で花期は9~12月
関東南部~沖縄でツバキ、モチノキ、マサキ、ヤブニッケイ、ハイノキ、ネズミモチ、ウバメガシ、イヌビワ、スギなどの常緑樹に寄生し寄主の養分や水分を奪います。
ややつる性で、樹高(樹丈)は80~120cm、ブッシュ状に枝を伸ばして垂れさがり、寄生根を寄主の枝や幹に沿って伸ばし各所に寄生します。
葉っぱは普通対生し、卵形~広楕円形で2~6cm、全縁で革質、葉先は丸くなります。
花は両性で葉腋の花序に2~7個がつき、やく3cmの筒形花被に包まれ、花被先端は4裂して反り返ります。
果実は広楕円形液果で7~8mm、赤褐色の星状毛が密生しており、果肉は粘質となります。
画像は呉市警固屋で見たもので、残念ながら江田島市内では未発見です。
20130624呉市警固屋(寄生主・クロガネモチ?)
20130624呉市警固屋
20130624呉市警固屋
20130624呉市警固屋
オオバヤドリギ(ヤドリギ)科マツグミ属の半寄生常緑低木で花期は7~8月
関東以南~四国、九州に分布し、クロマツ、アカマツ、モミ、ツガ、トガサワラなどの常緑針葉樹の枝に寄生し寄主の養分や水分を奪います。
樹高20~50cmで枝はブッシュ状、葉っぱは互生し倒披針形で2~4cm全縁で葉先は丸くなります。
葉腋に短い集散花序を出し、数個の赤い花をつけます。
花は15mmの筒形で先が4裂、果実は楕円状球形で5mm、翌年の3~4月に赤く熟します。
江田島市内では日当たりの良い場所に生えるマツ類の枝にみます。
庭園に植栽されたゴヨウマツにも生えます。
20100204大柿町大原(寄生主・アカマツ)
20100204大柿町大原(寄生主・アカマツ)
20100204大柿町大原(寄生主・アカマツ)
20100204大柿町大原(寄生主・アカマツ)
20040301江田島町第1術科学校(寄生主・ゴヨウマツ)
百年前に記録された「江田島村の植物」では前記ヤドリギとマツグミの両種ともがヤドリギ科として記されていますが、植物分類学の進展により今はヤドリギをビャクダン科とし、マツグミはオオバヤドリギ科とされました。
ビャクダン科ヒノキバヤドリギ属の半寄生常緑低木で花期は4~8月
関東~九州で、ツバキ、ヒサカキ、サザンカ、モチノキ、イヌツゲ、ギンモクセイ、ネズミモチ、アセビ、クチナシなど、常緑広葉樹の枝に寄生し寄主の養分や水分を奪います。
樹高5~20cm、茎は緑色で無毛、扁平で、古くなると翼状に突出、茎には節があります。
雌雄同株、花は緑色で1mm以下、花被片3枚があり、雌花は花被片が合着します。
果実は熟すと球形で黄色くなり、径2mm、種子は粘液に包まれています。
江田島市内では日当たりの良いところに育つツバキやヒサカキなどにみます。
20130618江田島町古鷹山登山道(寄生主・ヒサカキ)
20140929江田島町古鷹山登山道(寄生主・ヒサカキ)
20061002江田島町古鷹山登山道(寄生主・ヒサカキ)
20061218大柿町大君(寄生主・タラヨウ)
20050617江田島町古鷹山登山道(寄生主・ヒサカキ)
ビャクダン(ヤドリギ)科ヤドリギ属の半寄生常緑低木で花期は2~3月
国内のヤドリギはセイヨウヤドリギの亜種であるとされ、北海道~九州で、エノキ、ケヤキ、ブナ、ミズナラ、クリ、サクラなど、落葉樹の枝に寄生し寄主の養分や水分を奪います。
樹高は40~50cmでこんもりと丸くなります。
葉っぱは対生、倒披針形で3~6cm、厚い皮質で葉先は丸くなります。
雌雄異株で花は黄色く5mmくらい、果実は球形6mmで晩秋、黄白色に熟します。
種子を包む果肉には粘りがあり鳥によって運ばれます。
落葉樹に寄生しますので冬場なら遠くからも目立つはずなのですが、残念ながら現在の江田島市内では未発見、全力探索中・・・m(__)mです。
百年前に記録された「江田島村の植物」ではヤドリギと、後記するマツグミの両種ともがヤドリギ科として記されていますが、植物分類学の進展により今はヤドリギをビャクダン科、マツグミはオオバヤドリギ科とされました。
ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草で花期は6~8月
本州~沖縄の湿地に生え、草丈50~100cm、独特な臭気があります。
葉っぱは卵心型で葉先が伸びて6~15cm、半夏生(7月初旬)のころ、上部の葉っぱの一部が白くなるのが特徴で遠くからでもよく目立ちます。
花は10~15cmの細長い花穂に数十個がつき、花弁はなく両性花となります。
江田島市内に野生種があるかどうかは不明ですが、水路脇や田んぼの跡地などで見ます。
20150513能美町鹿川(若葉)
20180626江田島町小用
20170702江田島町幸ノ浦
20200702大柿町深江
20160703大柿町飛渡瀬
20160721大柿町柿浦(花後)
20151003江田島町幸ノ浦
ドクダミ科ドクダミ属の多年草で花期は6~7月
北海道~沖縄の山野湿地にふつうに生育、草丈20~50cm、全体に悪臭があります。
葉っぱは広卵形で4~8cm、花は1~3cmの花穂に数十個がつき、黄色い雄しべが目立つ両性花です。
その基部で4枚の白色花弁に見えるのは総苞(苞葉)で、まれに八重となることもあります。
江田島市内ではジュウヤク(十薬)ともよばれており、日陰や田んぼの跡地などに群生していて、薬用利用とするために農家の軒先などに干されています。
20180613能美町高田
20170530江田島町小用
20160530江田島町津久茂
20110602江田島町小用
20110608能美町中町(天日乾燥中・薬用利用)
20110916(江田島町秋月)
百年前に記録された「江田島村の植物」ではハンゲショウ科と記されていますが、植物分類学の進展により今はドクダミ科とされました。
センリョウ科センリョウ属の常緑低木で花期は7~8月
関東南部~九州・沖縄の暖地常緑樹林下に自生し、樹高は50~100cm、葉っぱは対生、長楕円形で6~14cm、縁には鋸歯があり先端は尖ります。
花は黄緑色で、茎の先に短い穂状花序を2~3個つけます。
花には花被(花弁と萼片)がなく目立ちませんが、果実は球形で赤く熟し、5~6mmの液果となって晩秋から翌年2月頃まで見られますので、正月の飾りとして重宝されます。
江田島市内で野生種を見たことはありませんが、個人宅の庭先、畑の隅などに植栽されています。
ちなみに、 一両(アリドオシ) ・ 十両(ヤブコウジ) ・ 百両(カラタチバナ) ・ 千両(センリョウ・クササンゴ) ・ 万両(マンリョウ・ヤブタチバナ) と呼び、目出度い樹とされます。
20050120江田島町小用
20171228江田島町切串
20180220江田島町中央
20111111江田島町小用
センリョウ科チャラン属の多年草で花期は4~6月
北海道~九州の山野に生え、草丈30~60cm、葉っぱは上部の節に2~3対が対生、楕円形で8~16cm、縁には細かい鋸歯があり先端は尖ります。
花序は5~7cmで通常2個、対生葉の上部中心から穂状に出ます。
花弁は無く、花糸は白色で内側に曲がって雌しべを包み、果実は広倒卵形3mmの核果となります。
精査すれば江田島市内にも生育すると思われますが、現在は未発見、探索中・・・m(__)mです。
センリョウ科チャラン属の多年草で花期は4~5月
北海道~九州の山野や草地に生え、草丈10~30cm、茎は直立し、上部に2対の葉っぱが十字形に対生、節間が短いので、輪生しているように見えます。
葉っぱは濃緑色で卵状楕円形、6~10cmで縁には鋭い鋸歯があり葉先は尖ります。
4枚葉の中心から白いブラシ状の花穂を1個(まれに2個)伸ばします。
花に花弁や萼は無く、雄しべの花糸は白色で目立ち、果実は核果で3mm弱の倒卵形となります。
江田島市内では林道や林縁の、やや湿気た半日陰で稀にみます。
20150417江田島町津久茂(未熟果)
20150417江田島町津久茂(未熟果)
20140514江田島町津久茂
20130505江田島町津久茂
ヤマモモ科ヤマモモ属の常緑高木で花期は3~4月
関東南部~沖縄の山地に生え、樹高10~25m、幹径1mとなります。
葉っぱは互生し、長楕円形で葉元からしだいに幅広くなり全体が革質、幼木の葉っぱには粗い鋸歯があります。
雌雄異株で、葉腋に円柱形の花序となり雄花序は20~35mm、雌花序は10mmくらいとなります。
果実は核果となり直径10~20mmの球形、外果皮が肥大し暗赤色に熟して食べられます。
江田島市内では林内林縁でふつうに見ます。
昭和53年6月の江田島町林野火災では947ヘクタール、当時の江田島町内における町森林面積の76パーセントを焼失しましたが、その復旧事業としてヤマモモも多く植栽されており、現在大きいものでは樹高が10mくらい幹径が50cmに近いものもあります。
雌株は6~7月頃に沢山の実を付けますが、果実が大きくなる個体は少なく、多くは径10mmくらいで食べられる部分は僅かです。
果樹用として選抜改良され、30mm近い実のなる大実品種もあります。
余談となりますが、わが家の庭に最初に植えたのがヤマモモの大実品種で、隣りに雄株を植えるべきかどうか悩んだのですが、取り越し苦労だったようで、裏山から風で飛んで来る花粉だけで毎年食べきれない量の実がなります・・・(*^。^*)です。
20190629江田島町古鷹山林道
20080707江田島町小用(植栽・大実品種)
20090412江田島町小用(雌花)
20110417江田島町小用(雄花の開花前)
20180418能美町高田(雄花開花・風媒花)
20181231江田島町古鷹山林道(幹径約40cm)
ヤナギ科ヤマナラシ属の落葉高木で花期は3~4月
西日本などの暖地で見るポプラの多くは、北米原産のカロリナハコヤナギ(カロリナポプラ)だそうで、樹高30m幹径80cmくらいとなり、ヨーロッパが原産のポプラに比べ樹形はやや丸っぽくなります。
葉っぱは互生し、正三角形~ダイヤ型で7~25cm、雌雄異株、花序は始め円柱形で3~4cmくらい、5月中旬頃に成熟し真っ白な綿毛の付いた種子を散布します。
ちなみに、北海道大学のポプラ並木はヨーロッパ原産のセイヨウハコヤナギ(イタリアヤマナラシ)で葉っぱは三角形で8~25cmくらい、樹形はスマートな針型となります。
江田島町宮ノ原誠心園のポプラは北米原産のカロリナハコヤナギです。
台風を警戒して樹高を低く剪定されていました。
かっては小中学校の校庭などにもよく植えられていましたが・・・(^_^;)です。
20060929江田島町宮ノ原
20171209江田島町宮ノ原
20200728江田島町宮ノ原
20200728江田島町宮ノ原(樹皮とひこばえ)
20200728江田島町宮ノ原(剪定されたポプラ)
ヤナギ科ヤナギ属の落葉高木で花期は3月
中国が原産地で公園や庭園に植えられ、樹高3~20m幹径5~60cmの一本立ちとなります。
枝がくねって垂れ下がるのが特徴、葉っぱは互生し長楕円~線形で5~10cm、先端は尖ります。
雌雄異株で、葉っぱの展開と同時に開花し、雄花序は円柱形となり20~25mm、国内では雄株のみとされています。
江田島市内では観賞用として個人の庭などで植栽されています。
20110405江田島町中央
20200402能美町高田
20050120江田島町???
ヤナギ科ヤナギ属の落葉高木で花期は3~4月
中国が原産地で古くから各地で栽培されており、一部地域では野生化も見られます。
樹高8~17m、幹径10~70cmの一本立ちで、枝が糸のように垂れ下がるのが特徴です。
葉っぱは互生し長楕円~線形で8~13cm、縁に細かな鋸歯があり先端は尖ります。
雌雄別株で葉っぱの展開と同時に開花、雄花序は円柱形で20~25mm、雌花序は20mmくらい、果実はさく果で5月に成熟し裂開します。
江田島市内では、庭の隅や広場、畑の隅などに植栽されています。
かっては川沿いの道路脇に並木として植えられていたりもしたのですが、車の交通量が増えると共に邪魔な存在となって・・・(^_^;)です。
20100314江田島町小用
20120404江田島町小用
20200402能美町中町
20200402能美町中町
20060320江田島町中央
ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木で花期は3月
北海道~九州の川沿いなどに普通で、樹高1~3mで株立ちとなります。
葉っぱは対生ときに互生もあり、長楕円形で4~10cm、縁に浅い鋸歯があり先端は尖ります。
雌雄別株で葉っぱの展開前に開花、花序は細い円柱形となり雄花序は2~3cm、雌花序はやや小さくなります。
果実はさく果で5月に成熟し裂開します。
江田島市内では大きな河川もなく、護岸整備も進んでおり河岸に柳の類を見ることはありません。
イヌコリヤナギは江田島町切串の長谷川上流にビオトープがつくられた折に移植されましたが、一昨年の豪雨で壊滅、現在は復旧工事中です。
20100302江田島町切串(ビオトープ)
20100302江田島町切串(ビオトープ)
20100302江田島町切串(ビオトープ)
20140311江田島町切串(ビオトープ)
20191211江田島町切串(ビオトープ)
20200722江田島町切串(ビオトープ豪雨災害復旧工事)
ヤナギ科ヤナギ属の落葉小高木で花期は3~4月
北海道~九州の湿地に生え、樹高3~10m、幹径10~30cm、株立ちとなります。
葉っぱは互生し、長楕円形で6~15cm、縁には細かい鋸歯があり葉先は尖ります。
雌雄異株で、開花は葉っぱの展開と同時、花序は4~6cmの長い円錐形となり、雄花序は黄色、雌花序は黄緑色となります。
果実はさく果となり5月に成熟し裂開します。
江田島市内では田んぼの跡地などの湿地で稀に見ます。
20180330大柿町大原
20180330大柿町大原
20170526大柿町大原(自然樹形)
20170526大柿町大原
20170526大柿町大原
ヤナギ科ヤナギ属の落葉高木で花期は4~5月
東北中部~九州の湿地に生え、樹高10~20m、幹径30~80cmで一本立ちとなります。
葉っぱは互生し、楕円形で5~15cm、縁に鋸歯があり先端は尖ります。
雌雄異株、開花は葉っぱが展開したあとで、雄花序は7cmの長い円錐形、雌花序は2~4cmとなります。
花期はヤナギ属のなかでは最も遅く4月末くらいからとなります。
果実はさく果で6月には成熟し裂開します。
江田島市内では日当たりの良いため池の土手などで稀に見ます。
能美町高田の、昔ため池だった縁に幹径が80cmくらいの古木があったのですが・・・(^_^;)です。
20190421江田島町秋月
20190421江田島町秋月
20180418能美町高田
20180418能美町高田
20180418能美町高田
ヤナギ科ヤナギ属の落葉小高木で花期は3~4月
朝鮮半島が原産地で観賞用として移入、関東以南~九州で野生化したものも有るとされ、樹高は6mくらい、葉っぱは互生し10~20cm、披針形で鈍い鋸歯があり、葉裏が銀色で絹のような光沢があります。
雌雄異株ですが日本では雄木のみが知られており、雄花穂は春、葉が出る前に枝に密につきます。
花序は銀白色の絹毛が密生しネコヤナギに似ますが、やや小ぶりとなります。
広島県内にも野生化したものがあるとされますが、江田島市内で野生種は見ません。
江田島町江南の畑にキヌヤナギかも???と思える個体が植栽されていましたので、参考画像として掲載します・・・(^_^;)です。
2020年7月28日に再調査しましたが、葉裏がキラキラの絹光沢ですのでキヌヤナギで間違いないと思います。
20200325江田島町江南(植栽・キヌヤナギ???)
20200325江田島町江南(植栽・キヌヤナギ???)
20200325江田島町江南(植栽・キヌヤナギ???)
20200325江田島町江南(植栽・キヌヤナギ???)
20200727江田島町江南(葉裏は絹光沢)
ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木で花期は3月
北海道~九州の河川に生え、樹高は1~5m、匍匐あるいは株立ち性となります。
葉っぱは互生し、長楕円形で7~13cm、細かい鋸歯があって先端部が尖ります。
雌雄異株で、花は葉っぱの展開前に開花、花序は長楕円形となり雄花序は3~5cm、雌花序は2~4cm、3mm弱の毛が密生し銀白色に輝きます。
果実はさく果で、成熟すると裂開し、柳絮(りゅうじょ)と呼ばれる綿毛に包まれた種子を風に飛ばします。
江田島市内に野生種を見ることはありませんが、一部地域での商用花卉栽培や、稀に庭や畑の隅などに栽培されています。
ちなみに、ネコヤナギとヤマネコヤナギの雑種で、花序が少し大きくて冬芽が紅色となるフリソデヤナギ(別名アカメヤナギ)もありますが、ネコヤナギとの区別は難しく、当地のネコヤナギは大半が雑種や改良種、あるいは選抜種だろうと思います。
以下の画像でもネコヤナギやフリソデヤナギ、それらの改良種がごちゃまぜだろうと思います・・・m(__)mです。
20100311能美町中町
20190311能美町中町(商用栽培)
20190311能美町中町(商用栽培)
20190305江田島町中央
200403??江田島町小用
20200302能美町高田