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石英粒の目立つ花崗閃緑班岩

江田島地図2分割北(美能東方海岸) 

班晶となる石英粒が大きく発達した、花崗閃緑班岩の岩脈です。

CIMG8233 
(画像の左右120cm)
左側の赤っぽい部分が呉花崗岩で、黄色っぽい部分が花崗閃緑班岩です。

CIMG8235 
(画像の左右20cm)
花崗閃緑斑岩の班晶となる、石英の発達が特に目立つ岩盤です。
部分的には結晶面の見える石英粒もありますが、残念なことに高温石英にまで発展した石英粒は見当たりません。
もう少し深部の風化が進めば、あるいは高温石英の、すばらしい結晶を見ることができるかも・・・(*^。^*)です。

CIMG8237 
(画像の左右20cm)
この部分では風化し、白くなったカリ長石の班晶も見ることが出来ます。
江田島の近辺で、高温石英の結晶が採取できる場所は、呉市広町にあります?ありました?・・・(^_^;)です。
また、四国では薄紫色の高温石英が採取されたこともあります。


花崗閃緑班岩のタマネギ状風化

江田島地図2分割北(美能東方海岸) 

名づけて、「石生み」の岩壁です。
立派なお子様を沢山授かりたい方は、ぜひ参拝においで下さい・・・(^_^;)です。

CIMG8242 

花崗閃緑班岩岩脈の一端が、タマネギ状に激しく風化し、丸くなった石たちが今にも生れ落ちてきそうな雰囲気です。

CIMG8240 
(画像の左右2m)
花崗閃緑班岩に、方形にひび割れが入り、ひび割れた角のほうから風化が進んで、中心部のコアーが丸く残ったものです。

CIMG8241 
(画像の左右30cm)
近づいてみますと、間違いなく花崗閃緑班岩です。

呉花崗岩と花崗閃緑班岩

江田島地図2分割北(美能東方海岸) 

この付近の海岸には、呉花崗岩を南北に割って花崗閃緑班岩や、珪長岩の岩脈が走っています。

CIMG8253 

半分から左が花崗閃緑班岩の岩脈で、右側が粗粒黒雲母花崗岩(呉花崗岩)です。

CIMG8257 
(画像の左右20cm)
花崗閃緑班岩の岩脈に黒っぽい石英閃緑岩が捕獲されています。

CIMG8256 
(画像の左右15cm)
膨張率の違いなのか?、石英閃緑岩を包む花崗閃緑班岩には放射状に無数の亀裂がはいっています。
深成岩は一般に色が黒くなるほど、石英(珪酸分)が少なくなり、 酸性岩から中性岩 塩基性岩へと変わります。
色白?の花崗岩は酸性岩で、花崗岩<花崗閃緑班岩<石英閃緑岩<閃緑岩と色が濃くなり塩基性が増します。

岩石分類図 
(申し訳ないことに、出典が不明・・・m(__)mです。)
先人が考案された、とても判りやすい、火成岩岩石の分類表です。

呉花崗岩と石英

江田島地図2分割北(がんね) 

この付近の呉花崗岩には珪石質に富む洞や脈が目立ちます。

CIMG6226 
(画像の左右120cm)
大きな珪石の岩塊を包有した、粗粒黒雲母花崗岩です。

CIMG6228 
(画像の左右150cm)
珪長石の小さな岩脈ですが、この付近の脈は珪石質が特に多いようです。

呉花崗岩とペグマタイト

江田島地図2分割北(美能南方海岸) 

呉花崗岩の岩体には小さなペグマタイトをよく見ます。

CIMG8309 
(画像の左右2m)
海岸に突き出した、花崗岩の突端に石英塊とカリ長石がぎっしりと詰まったペグマタイトです。
CIMG8313 
(画像の左右20cm)
このペグマタイト(晶洞)内には、きれいに結晶した水晶と、風化した黒雲母と、ぼろぼろと崩れるカリ長石塊があります。

呉花崗岩のシュリーレン

江田島地図2分割北(美能南方海岸) 

この付近の海岸岩壁では、墨を流したようなシュリーレンが見られます。

CIMG8351 
(画像の左右150cm)
母岩は粗粒の黒雲母花崗岩です。
シリューレンは花崗岩マグマが流動していた痕跡で、黒っぽい部分は、黒雲母や角閃石が濃集したものです。

CIMG8350 
(上の拡大画像左右50cm)
上の画像の右上部を拡大したものです。
普通、シュリーレンとペグマタイトは平行することが多いのですが、ときにシュリーレンを断ち切って成長するペグマタイトも有ると聞きます。

CIMG8346 
(画像の左右110cm)
この流れが止まったのは8000~8600万年前のこと・・・(*^。^*)です。

ピンクの縞模様をした花崗斑岩

江田島地図2分割北(沖美鹿田北方海岸) 

海岸の砂浜の先に・・・ヽ(〃^-^)/です。

CIMG8375 
(画像の左右30cm)
脈の幅は80cm、長さ20mくらいの露頭があります。
石英のツブツブが目立つ真っ白な斑岩にカリ長石のピンクの縞模様が入っています。

CIMG8376 
(画像の左右20cm)
ほぼ同じ部分の拡大です。
直射日光のせいで、色が薄く見えます・・・(^_^;)です。

CIMG8378 
(画像の左右20cm)
脈のエンド部分です。
花崗斑岩というよりは、石英粒の入った閃長岩、あるいはモンゾニ岩、かも・・・(^_^;)です。
でも、岩脈の反対側エンドは花崗斑岩?だったと思います?です。

球状花崗岩(球状江田島閃緑花崗岩?)

江田島地図2分割北(沖美鹿田北方海岸) 
球状花崗岩の産地は、日本にも何箇所かあり、天然記念物に指定されていますが、美しさからいえば、江田島の桃色球状花崗岩が、間違いなく日本で一番です。

小さな岬の突端ですが、高さ20m横幅30mの断崖は、基盤のカリ長石が風波に削られピンク色に輝いています。

CIMG2184 
(画像の左右2m)
撮影したのが5年ばかり前で、しかも安物のコンパクトデジカメですのですので、今一つハッキリしませんが、実物はワァオ~~~ ヽ(〃^-^)/ です。

CIMG2737 
(画像の左右4m)
光線の加減で見づらいのですが、画像の右下から斜め上に直径20cm弱の球状花崗岩が脈幅1mでビッシリ並んで駆け上っています。

普通に視認できる、球状花崗岩の脈は2つですが、潮が引くと海中にある脈も見れます。

CIMG2171 
(画像の左右1m)
画像に見える球状花崗岩の直径は20cm前後です。

CIMG2739 
(画像の左右25cm)
球状花崗岩の成因は、はっきりしませんが、
1)小さな核が回転しながら岩脈を流れ、ゆきだるま式に成長した。
2)雪の結晶が成長するように、放射状に結晶した。
3)過冷却現象によって、微細結晶が瞬時に寄り集まった。
4)強い上昇気流の中でアラレが大きく成長し、ヒョウになるのと同じ。
など?、様々な説がありますます。

CIMG2100 
(画像の左右25cm)
カキ殻のくっ付いた、球状花崗岩の転石です。
少し離れた海岸には、多数の球状花崗岩のブロックが打ち上げられていますので、海中にも別の球状花崗岩岩脈が眠っていると、イマジン・・・(*^。^*)です。

2014-04-26 002 035 (1024x769) 
(画像の左右25cm) 追加記事と画像(2014.04)・・・です。

先日、NHK広島放送局の「お好みワイドひろしま みっけ!!」で調査していただいたところ、国内で「球状花崗岩露頭」として天然記念物指定を受けている、茨城県筑波の峰寺山や愛知県瀬戸の猿投山、下伊那郡喬木村の毛無山などに産する「球状花崗岩」と、当地(江田島市沖美町)の球状をした花崗岩とでは成因が異なるであろう。との、見解をいただきました。

当地の球状をした花崗岩は、いわゆる「球状花崗岩」の定義である、中心部から外部に向かって層状に配列している様子がみられない。
おそらくは、石英閃緑岩を捕獲した球状の花崗岩、仮に「江田島型球体状石英閃緑捕獲花崗岩」とでも呼ぶべき花崗岩であろう。

詳しくは、未研究であり不明であるが、どこにでもは無い、特異な花崗岩ではある。
と、・・・(^_^;)です。

2014-04-26 002 037 (1024x768) 
(画像の左右80cm)
ま、いずれにいたしましても珍しい産状をした球状の花崗岩です。

2014-04-26 002 031 (1024x768) 
(岸壁の高さ約20m)
十年ばかり前、始めて目にした時よりも色がかすれてしまったように感じます。
ピンクの岸壁が風波で消滅する前に・・・

以下追伸・・・(*^。^*)です。

当地「 球 状 の 花 崗 岩 」名称について
・・・特に球状花崗岩にこだわるわけではないのですが、捕獲岩と呼ぶより球状と呼んだ方が良いなぁ~。と、思っていた矢先・・・

江田島をご探訪された方より、ご意見とご教示をいただきました。

> ・・・愛知県瀬戸市(猿投球状花崗岩には近いです)在住・・・
記事中の写真で感じていた通り猿投の”菊石”に産状・岩相ともに酷似しています。

目視ですが具体的に
1.内核が長石の結晶または花崗岩の小礫
2.外殻に樹枝状の長石の成長構造がみられる
3.外殻には有色鉱物の同心円状・放射状の配置は認められない
4.外殻と充填岩の境界は不鮮明
5.充填岩はやや粗粒
等、長石の色が白色であれば猿投や田上の球状花崗岩と区別できないほどでした。
・・・大切な地質遺産が消えてなくならないようご尽力、応援いたします。

・・・ありがとうございます・・・・m(__)mです。

砂岩の表面に緑れん石

江田島地図2分割北(沖美鹿田北方海岸) 

この付近は呉花崗岩地帯ですが、東の砲台山にある玖珂層群から転げ落ちたと思える転石が数多くあります。

CIMG8392 
(画像の左右2m)
砲台山では新鮮な面を確認できなかった玖珂層群の砂岩が、海岸で波に洗われていました。

CIMG2108 
(画像の左右30cm)
砂岩の表面に、緑れん石を析出しています。

CIMG8394b  
(上のアップ画像左右5cm)
緑れん石は、低温の広域変成帯に出現することが多い鉱物です。
長野県の特産品で「やきもち石」と呼ばれるものは、ころっとした球形~楕円形の石を割ると、中に緑れん石が入っている、とか・・・。
此方の緑れん石は、大きな岩の表面にウグイス餡のようにくっ付いていました・・・(*^。^*)です。

入鹿鼻のペグマタイト(5)

江田島地図2分割北(沖美入鹿鼻) 

入鹿鼻を少し北に上ると、蜂の巣岩が波を被っています。

CIMG8176 
(画像の左右150cm)
波うち際に直径6mくらいの大岩があり、表面にボッコボコに穴の開いた、蜂の巣岩です。

CIMG8167 
(画像の左右2m)
一つ一つは直径20cmくらいの小さなボール状のペグマタイトですが、中にはカリ長石と石英がぎっしりと詰まっています。

CIMG8168 
(画像の左右50cm)
付近には同じように穴の開いた岩がありますが、中身の水晶?は波に持っていかれた後のようです。

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