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追2)ヒメヤマツツジ

ツツジ科ツツジ属の落葉低木で花期は4月~5月

広島県西部の島嶼部、沿岸部から吉備高原の山地の日当たりにみられ、樹高は2mくらいとなります。
ヤマツツジの変種で花や葉がヤマツツジより小さく、花の直径は2~3cm、雄しべは5本です。
花の色には個体差があって薄い朱色~紅色~藤色、内側の上半部には斑があります。

近年まではフジツツジとされており、見た目も似ているのですが、遺伝子的によりヤマツツジに近い品種であると確定されヒメヤマツツジと命名、さらには、ヤマツツジとの中間形もあるとされます。

江田島市内の樹林下にみるヒメヤマツツジは生育不良のヤマツツジとの判別が難しいのですが、大規模森林火災のあった古鷹山山系では他所に比べて日当たりもよく、ツツジ類が本来の生育状態を維持している場面が多くあります。

古鷹山系の小用側縦走登山道には高木に邪魔されずに育ったヒメヤマツツジが多く、樹高が2m強で、枝を自然に四方に伸ばした木々が生育します。

天候等にも左右されますが、初冬に数十個の花を見ることも珍しくなく、またゲンカイツツジよりも早く2月下旬から1つ2つと咲き始め、南向きの斜面では5月始めに満開となります。

20120504江田島町小用古鷹山登山道
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20120504江田島町小用古鷹山登山道
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20140421江田島町小用古鷹山登山道
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20141206江田島町小用古鷹山登山道(12月咲き)
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20141206江田島町小用古鷹山登山道(12月咲き)
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20180421江田島町小用古鷹山登山道
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20180428沖美町美能
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追1)ゲンカイツツジ

ツツジ科ツツジ属の落葉低木で花期は3~4月

岡山以西の本州~九州北部・対馬の山地や岩場の日当たりにみられ、樹高は2m~3mとなります。
葉の展開よりも前に開花し、枝先に淡紅色の花が1~3個付きます。
花は、径やく4cmの漏斗形で5裂し、雄しべは10本です。

江田島市内では江田島町の古鷹山山系に多く見られ、個体によっては3月中旬から咲き始めますが、最盛期は3月下旬から4月中旬のころとなります。
日当たりを好むため、昭和53年の林野火災後の十数年間は全山どこにでも見られましたが、その後は高木となる木々の生育に反比例して減少しています。

ちなみに、ゲンカイツツジはカラムラサキツツジの変種とされ、対馬諸島や朝鮮半島に多く生育し、玄界灘を囲むように分布することからゲンカイツツジと呼ばれます。
原種は準絶滅危惧種に指定されていますが、白花等の園芸品種も多く作り出されています。

20180402江田島町小用水晶山
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20180402江田島町小用水晶山
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20180402江田島町小用水晶山
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20180402江田島町小用水晶山
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20180402江田島町小用水晶山
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20180325江田島町小用古鷹山登山道
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20180325江田島町小用古鷹山登山道
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20160323江田島町小用古鷹山登山道
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9)シャシャンボ

ツツジ科スノキ属の常緑小高木で花期は5~7月

関東以西~沖縄の沿海暖地の林内や尾根などに生育、樹高は1~5mくらいが普通です。
花は前年枝の葉腋から総状花序となり、白色で7mmくらいの壺形です。
秋、5mmくらいの液果が黒紫色に熟し、初冬まで待てばブルーベリーのように甘酸っぱくなります。

江田島市内の山地林内では普通に見る樹種ですが、乾燥地、やせ地では地を這うように成長し樹齢十数年でも樹高が1m未満であったりしますが、肥沃地で環境が良い場合は、同じ樹種かと見まごうほど大きく10m近くまで育ちます。

20110628江田島町小用古鷹山林道
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20101130大柿町大君天狗岩付近(実)
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20130719江田島町小用古鷹山林道
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8)スノキ

ツツジ科スノキ属の落葉低木で花期は5~6月

関東以西の本州と四国の低山山地に生育し樹高は1~2mです。
前年枝の先に緑白色で鐘形、7mmくらいの花が数個、下向きに咲きます。
秋には8mmくらいの液果が黒紫色に熟しますが、味は酸っぱいとされます。

江田島市内では古鷹山登山道で見たのみですが、丁寧に探せば他の山々にも見つけることが出来ると思います。

20060504江田島町古鷹山登山道
s-アクシバA(すのき) 

20060504江田島町古鷹山登山道(花のアップ画像)
s-アクシバA (2)(すのき) 

7)コバノミツバツツジ

ツツジ科ツツジ属の落葉低木で花期は3~4月

中部地方~九州の海岸や丘陵の日当たりなどで2次林に多みられ、樹高は1.5m~4mとなります。
葉の展開する前後に開花し、枝先に紅紫色の花が1~2個付きます。
花冠は、径やく4cmの漏斗形で5裂し、雄しべは10本です。

江田島市内ではゲンカイツツジに少し遅れて、3月下旬ごろから4月下旬のころにかけ順次開花しますが最盛期は3月末から4月の中頃です。
日当たりを好み、尾根の岩の割れ目から、潮風をまともに受ける波打ち際までと幅広く生育します。

20180412江田島町大須
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20150409大柿町深江
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20130329大柿町大君
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20080405大柿町大君天狗岩付近
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20090418江田島町小用古鷹山林道
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20180402江田島町古鷹山登山道
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20180412江田島町大須
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6)アクシバ

ツツジ科スノキ属の落葉低木で花期は6~7月

北海道~九州の山地林縁に生え、樹高は30~100cm、若い枝は緑色で横に広がります。
葉腋に淡紅色で1cmの花が垂れ下がって付き、花冠は4裂、開花するとくるりと渦巻状にそり返り、長く伸び出た花柱や葯が見えます。
秋に赤熟する液果は甘く食べることもできます。

江田島市内では現在未発見、急ぎ探索中・・・m(__)mです。

5)ナツハゼ

ツツジ科スノキ属の落葉低木で花期は5~6月

北海道~九州の低山山地で花崗岩等のやや酸性土を好んで生育、樹高は1~3mです。
枝先からの総状花序に、赤みを帯びた淡黄緑色の花を下向きにつけます。
花は5mmくらいの鐘形で、浅く5裂します。

秋にはブルーベリーのような黒く甘酸っぱい実が熟し、食べることもできます。

江田島市内では、登山道廻りや尾根筋、林道わきなどの明るいところで多く見ます。

20180516大柿町深江
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20180723大柿町深江
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200512013江田島町古鷹山登山道
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20061110江田島町古鷹山登山道
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20080523江田島町古鷹山登山道(赤い花)
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4)ヤマツツジ

ツツジ科ツツジ属の半常緑低木で花期は4~6月

日本の野生ツツジの代表種で分布域も広く、北海道南部~九州の低山林内、林縁などに生え、樹高は1~5mです。
花は朱色~桃色と個体差があり、枝先に2~3個が付きます。
漏斗形の花は径約5cm、雄しべは5個、5裂し上側の裂片には濃色の斑点があります。

江田島市内では、山野林縁に普通に見るツツジで、3月末のゲンカイツツジ、4月初旬からのコバノミツバツツジに続き、4月下旬から6月上旬にかけの山肌を桃色~濃い朱色のドット模様で艶やかに染めます。

20110606大柿町大君天狗岩付近
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20110606大柿町大君天狗岩付近
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20090418江田島町小用古鷹山登山道
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20090418江田島町小用古鷹山登山道
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20090418江田島町小用古鷹山林道
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20180602江田島町津久茂
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3)レンゲツツジ

ツツジ科ツツジ属の落葉低木で花期は4~5月

北海道南部から九州まで日当たりのよい草原に自生し、樹高は1~2mです。
花は径5cmの漏斗形で朱色ですが、花の色が黄色いキレンゲツツジもあります。
全体にジテルペン系の有毒成分を保有しており、トルコ産蜂蜜での中毒例が報告されています。

江田島市内では昭和53年の林野火災から4、5年後に江田島町の宮ノ原地区の田んぼ廻りで見た???記憶がある???のですが、その後の確認はありません。

ちなみに、広島大学デジタル自然史博物館の調査では,吉備高原面から中国山地の湿原や湿った林下に分布し,沿岸部や島嶼部には見られないと記されています。

現在探索中・・・m(__)mです。

2)ネジキ

ツツジ科ネジキ属の落葉小高木で花期は5~6月

東北南部~九州の低山のやや乾燥した尾根や斜面に生え、樹高9m幹径25cmに成長します。
幹がねじれて成長するのが特徴で、樹皮にもねじれ模様がはっきりと現れており、とても判りやすい樹種・・・(*^。^*)です。
初夏に、葉腋から5cmくらいの総状花序をだし、1cm弱の壺形をした白い花を下向きにつけます。

江田島市内では、林内や林道わきなどで普通に見ます。

ちなみに、島根県の三瓶地方で牛や馬に「霧酔病」といわれる、原因不明の疾病が流行ったことがありましたが、これはネジキを食べたことによるグラヤノトキシン中毒であると判明しました。

20180602江田島町津久茂
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20060607江田島町小用古鷹山登山道
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20080604江田島町小用古鷹山林道
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20130603江田島町小用古鷹山林道
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