ケシ科クサノオウ属の越年草で花期は4~7月
北海道~九州の日当たりのよい草地や林縁に生え、よく分岐し草丈は30~80cm、葉っぱは25cmくらいで羽状複葉に裂けます。
花は黄色で径2cmの四弁花、花後に約3cmの莢が上を向いてつき、種子にはアリの好む種枕(エライオソーム)が付着しています。
全草にアルカロイドを含み、触れるとかぶれることがあります。
江田島市内では農道脇の草地や林縁などで普通にみます。
20130413江田島町中央
20180403江田島町中央
20180403江田島町中央
20180410江田島町鷲部
20170511沖美町畑
20170511沖美町畑
アブラナ科グンバイナズナ属の1年草(越年)で花期は3~6月
ヨーロッパが原産地で日本全土の畑周辺や草地に帰化植物として定着しています。
草高は10~60cm、葉っぱは長卵形で冬葉はロゼット状となります。
花は白色の十字花で約1cm、果実は15mmくらい(マメグンバイナズナの2倍)の軍配形となります。
江田島市内では江田島町大須林道の法面で見たのみです。
20190317江田島町大須林道
20190317江田島町大須林道
20190317江田島町大須林道
20190317江田島町大須林道
アブラナ科オランダガラシ属の多年草で花期は4~5月
ヨーロッパ~中央アジアが原産地で明治初期に野菜として移入されました。
北海道~九州の河川に逸脱し草丈は50cmくらいですが、根元付近で盛んに分岐して径1mくらいの円形に広がります。
葉っぱは奇数羽状で互生、花は白色の十字形で直径1cm、傘状に数十個がつきます。
果実は細いトウガラシ状で長さは10~15mm、中の種子は1mmの球形です。
江田島市内では野菜として栽培されることは殆どありませんが、多くの河川の中~下流域で大繁殖しています。
生食する場合は水質の良い所で育ったものを摘み取ってください。
20180501江田島町小用
20170502江田島町宮ノ原
20170504江田島町津久茂
20190503江田島町切串
20071009沖美町高祖(根元の分岐部分と果実)
アブラナ科アブラナ属の2年草で花期は3~4月
ヨーロッパ~西アジアが原産地で帰化したのは近代ですが、強健で在来のカラシナやアブラナなどと複雑に交雑し、関東以南の河川の中州や堤防などに群生します。
草丈は30~150cm、ロゼット部の葉っぱは30cm強、羽状で鋸歯があります。
花は黄色の十字形で、直径1cm、果実は線形で長さ5cmくらいです。
江田島市内では農道脇や空き地、河川の堤防などでみます。
食べられますが、生育地や交雑の度合いなどにより、辛味やからし菜特有の清涼感などにばらつきがあるようです。
20100221江田島町切串
20170301能美町中町
20151226江田島町秋月(冬咲き?)
20160312江田島町中央
20190408江田島町江南
アブラナ科ダイコン属の越年草で花期は4~6月
日本全土の海岸砂地に生え草丈70cm、葉っぱは羽状に全裂し5~20cm、花は4弁花の淡紅紫色で花径は3cmくらい、果実は5cmくらいでバナナ形、中に丸い種が5個くらいありますが熟しても裂開しません。
栽培ダイコンが野生化したもの、あるいは大陸から古い時代に渡来した野生ダイコンであるとの2説があります。
江田島市内には農道脇などに栽培大根が逸脱したものもありますが、ハマダイコンは海岸砂浜にあって群生し根っこが細く野生的に育ちます。
20180416大柿町大原
20180428沖美町美能
20180428沖美町美能
20180412江田島町津久茂
20110323江田島町鷲部
アブラナ科マメグンバイナズナ属の越年草で花期は5~6月
北アメリカが原産で明治中期に渡来、各地の道ばたなどに生育、草丈は50cm、根生葉は花期には枯れ落ち、茎には長楕円羽状で5cmくらいの葉っぱが付きます。
花は緑白色で花径約3mm、果実は広楕円の軍配形で3mm、ふちに翼があります。
江田島市内では日当たりの良い空き地や農道脇などに群生します。
20180420江田島町切串
20130507江田島町小用
20180521江田島町小用

20180503江田島町小用
20180512沖美町三吉