キンポウゲ科センニンソウ属の落葉つる性半低木で花期は8~9月
本州~九州の山地林縁や原野に普通に生え、つるを木々に絡ませ成長します。
茎は稜角があり葉っぱは1回3出複葉で10cmくらい、花は十数個が集まって上向きの円錐集散花序となります。
花火状に開き径2cmとなりますが白い花びらに見えるのは4枚のガク片で、多数の雄しべが放射状に開き中央の一本だけが雌しべです。
成熟した雌しべは数個に分れ、それぞれの先端に綿毛が生じます。
江田島市内では林道や農道脇で雑木に絡まっているのを普通にみます。
20180913江田島町津久茂
20180830大柿町大君
20190919能美町高田
20100913沖美町三吉
20100729沖美町三吉(蕾)
20121001江田島町宮ノ原(果実)
20121127大柿町飛渡瀬(綿毛)
キンポウゲ科キンポウゲ属の越年草で花期は4~5月
北海道~九州の田んぼや用水路にふつうで、草丈30~60cm、根出葉は腎形~掌状で3~5裂し、裂片はさらに浅裂して7cmくらい、茎葉は互生し2~3深裂します。
花は中央の集合果が大きく盛り上がり、周りに黄色で小さな花弁が5枚、花径は10mmくらいとなります。
集合果は多数のそう果からなり楕円状に盛り上がって10mmていどとなります。
江田島市内では田んぼや水路廻りで普通にみます。
20190327大柿町飛渡瀬
20190327大柿町飛渡瀬
20180329大柿町飛渡瀬
20180329大柿町飛渡瀬
20180329大柿町飛渡瀬
20110423大柿町飛渡瀬
キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草で花期は4~7月
北海道~九州の田んぼ廻りや湿地でふつうに見ます。
草丈は15~80cmでよく分枝し、根出葉は長柄があり3出複葉で10cmくらい、茎葉は短柄の3出複葉で7cmくらいとなります。
花は黄色く光沢のある5弁花で花径15mmくらいで目立ちます。
集合果はトゲ状のそう果が球状に集まり、径10mmくらいとなります。
江田島市内では湿気た農道脇や田んぼの廻りで普通に見ます。
ウマノアシガタによく似ていますが、より湿地を好み、花は小さくやや貧弱で中央の集合果が目立ちます。
八重咲きのものをヤエキツネノボタンというそうですがまだ見たことがありません・・・(^_^;)です。
20190327大柿町飛渡瀬
20180419江田島町江南
20180419江田島町江南
20180314江田島町津久茂
20110423江田島町小用
20140427江田島町津久茂
キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草で花期は4~6月
現在、キンポウゲ(金鳳花)はウマノアシガタと同種異名であるとされますが、百年前の「江田島村植物」では別記されています。
ウマノアシガタが八重咲に変異したものをキンポウゲと呼び、古くは別種?とされ別名で金鳳花と呼ばれていたようです。
一重で5弁のウマノアシガタも十分綺麗な花ですが、金鳳花(キンポウゲ)の呼び名はやはり八重咲きのウマノアシガタだけに冠すべきだと思います・・・(*^。^*)です。
江田島市内でも稀に6弁や8弁花を見ますが、明らかな八重(10弁花)を見たのは一度だけです。
20180403江田島町鷲部
20180403江田島町鷲部
20180403江田島町鷲部(ガク部)
20100421江田島町鷲部(5~7弁花)
20110415能美町高田(6弁花)
キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草で花期は4~6月
北海道~沖縄のやや湿気た日当たりの良い野原や、田んぼの土手などに普通に見ます。
草丈は30~70cm、根ぎわから出ている葉っぱの形が馬の足形に似ているとされウマノアシガタとされましたが、実際は馬よりも鳥の足型に似ており、鳥→馬と誤字があったのでは?ともいわれています・・・(^_^;)です。
茎葉は3深裂で7cmくらい、花は黄色で光沢がある5弁花で花径は2~3cmくらいあり目立ちます。
集合果はトゲ状のそう果が球状に集まり径2cmくらいとなります。
江田島市内ではやや湿気た農道脇や田畑の廻りで普通に見ます。
一般には別名をキンポウゲとも呼びますが、百年前の「江田島村植物」ではウマノアシガタと別記されています。
20160430大柿町飛渡瀬
20160430大柿町飛渡瀬
20160430大柿町飛渡瀬
20180403江田島町中央
20180416大柿町大原
20170517江田島町鷲部
百年前の「江田島村植物」ではウマノアシガタ科と記されていますが、現在ではキンポウゲ科が一般的です。
アケビ科アケビ属の落葉つる性木本で花期は4~5月
本州~九州の山地林縁に自生し、アケビとミツバアケビの自然雑種とされます。
花の色はミツバアケビに酷似した濃紫色で、葉っぱはアケビと同じく5葉となります。
花のない時期だと判別はとても難しくなります。
江田島市内では江田島町江南で一度だけ見ました・・・(*^。^*)です。
20180414江田島町江南
20180414江田島町江南
アケビ科アケビ属の常緑つる性木本で花期は4~5月
関東南部以南~沖縄の海岸に近い林内林縁に生え、10m以上の蔓を絡ませて成長、葉っぱは互生し掌状複葉で光沢があり、小葉は5~7枚、10cmくらいの楕円形となります。
雌雄同株で総状花序を付けますが、花自体に花弁はなく、淡黄色~淡赤色の萼片6枚が花びら状に開きます。
果実はジャガイモ状8cm程度で、秋に紫色~褐色に熟し果肉は甘く食べられます。
江田島市内では林道脇や林縁にごく普通にみます。
ちなみに、ムベは古来より無病長寿の果物とされており、それを賞味した天智天皇が「むべなるかな(もっともだな)」と言ったことで、以来ムベと呼ばれるようになったとか。
20120423沖美町三吉
20150423能美町高田
20190419江田島町大須
20190416能美町中町
20111112江田島町津久茂
20191115江田島町大須
20161104江田島町小用(栽培)
アケビ科アケビ属の落葉つる性木本で花期は4~5月
北海道~九州の山野、林縁にふつうで、10m近い蔓を木々に絡ませて成長、葉っぱは3出複葉、5cmくらいの小葉3枚は楕円形となります。
花序は散房状で房下の方に数個の雄花があり、基部には萼片3枚を花びら状に開き径2cmくらいとなる濃紫色の雌花1~2個をつけますが、雌花のない雄花だけの花序も多くあります。
秋には楕円形で握りこぶしくらいの果実がなり、果肉が甘くなりますので果物として店頭に並ぶこともあります。
アケビとの違いは小葉が3枚で、花が濃い紫色となることです。
さらに個体や生育環境にもよりますが、ミツバアケビの果実表面はアケビよりもきれいな紫色となります。
江田島市内では農道や林道脇、林縁で普通にみます。
20180412江田島町小用
20110415江田島町鷲部
20130409江田島町小用
20131026江田島町切串
20181006江田島町小用