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追1)アキニレ

ニレ科ニレ属の落葉高木で花期は9月

本州中部~沖縄の荒れ地や河原、氾濫原などに多く生育します。

落葉広葉樹で樹高は15m、直径60cmくらい、刈り込みに強く盆栽としても利用されます。
葉っぱは互生し長楕円形で3cmくらい、縁に鋸歯があり先は尖ります。

花は秋に咲きます。
葉わきに白く小さな両性花が数個集まって付きますが目立ちません。
果実は広楕円形の翼果で1cmくらいです。

江田島市内では海岸近くの空き地や道路脇などでみます。
幼木は見ますが5m以上の成木は稀なようです。

20200528江田島町津久茂
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20171018江田島町津久茂(幼木)
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20181020江田島町津久茂(翼果)
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20191103江田島町津久茂
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20181020江田島町津久茂(樹高約5m)
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20130418江田島町切串(ユウゼンケヤキ・ニレ科オヒョウの園芸種)
s-2013-04-18 002 ユウゼンケヤキ 
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3)ケヤキ

ニレ科ケヤキ属の落葉高木で花期は4~5月

本州~九州の丘陵や山地川岸に生え、屋敷廻りや道沿いに(ケヤキ並木)植樹もされます。

樹高は20~25m、幹の直径は150cmにもなり、国産広葉樹の中では最良の材質とされ建築、家具、建具、造作材として幅広く利用されています。

葉っぱは互生し、狭卵形~卵形で3~7cm先端は鋭くとがります。

雌雄同株で、雄花は新枝の下部に数個が付き、雌花は上部の葉腋に付きます。
果実はそう果で、5mmくらいの扁球形となり秋に熟し暗褐色となります。

江田島市内では屋敷廻りや公園などに植樹されていますが、山野での自生樹は見ません。

20180416大柿町大原(明慶寺)
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20180416大柿町大原
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20100702大柿町大原
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20061024江田島町切串(森林公園)
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20061024江田島町切串
s-ケヤキB 

2)ムクノキ

アサ科(旧ニレ科)ムクノキ属の落葉高木で花期は4~5月

100年前の「江田島村の植物」では「ニレ科」として「ムクノキ」が記載されますが、新分類(APG)ではムクノキはアサ科に編入されます。

関東以南~沖縄の丘陵の日当たりに生え、樹高15~20m、直径は1mで、根本が板根状に広がります。

葉っぱは互生し、長楕円形で4~10cm、葉先は尖ります。

花は白色で雌雄同株、雄花は新枝の下部に付き、雌花は上部の葉のわきに付きます。

果実は球状核果で径1cmくらい、秋には紫黒色に熟します。
果肉は干し柿に似た味で甘いとされますが、食したことはありません。

江田島市内では林縁や道路脇、人家廻りなどでごく普通に見ます。

20200428江田島町小用(花)
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20100506沖美町畑
s-100506 050ムクノキ 

20180514江田島町津久茂
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20171017沖美町高祖(完熟果)
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20180414江田島町江南(切株に見る板根)
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20200329大柿町飛渡瀬(ほぼムクノキの純林)
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1)エノキ

アサ科(旧ニレ科)エノキ属の落葉高木で花期は4月

100年前の「江田島村の植物」では「ニレ科」として「エノキ」が記載されますが、新分類(APG)ではエノキはアサ科に編入されます。

本州~沖縄の丘陵や山地、沿海地の日当たりに生え、樹高20m、直径1m、よく枝分かれします。

葉っぱは互生し広楕円形で4~9cm、葉面はざらつき先が尖ります。

花は目立つことなく葉っぱと同時期に展開、雌雄同株で、雄花は本年枝の下部につき、両性花は上部につきます。

果実は核果球形で径6mm、秋に赤褐色に熟し果肉には少し甘みがあります。

江田島市内ではムクノキほど多くはありませんが、林縁や空き地、人家廻りにも普通にみます。

20200407江田島町大須(花)
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20171023能美町鹿川
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20070902江田島町小用
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20200527能美町高田(未熟果)
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20180416大柿町大原
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20171012江田島町鷲部
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20100214江田島町津久茂
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36:ニレ科

100年前の「江田島村の植物」では「ニレ科」として「エノキ」「ムクノキ」「ケヤキ」が記載されますが、新分類(APG)ではエノキ、ムクノキはアサ科に編入されます。
1)エノキ2)ムクノキ
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3)ケヤキ追1)アキニレ
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追6)クワクサ

クワ科クワクサ属の1年草で花期は9~10月

本州~沖縄の道ばたや畑、荒れ地などに普通で、草丈30~60cm、葉っぱは互生し、卵形で3~8cm、先はとがり縁に鋸歯があります。

葉腋に雄花と雌花が混ざってつき、花が集まって球状の集合花序となります。

花序は径1cmくらい、花被片はやや紫を帯びており、白色の雄しべが放射状に広がります。
果実はそう果で紫色の花被に包まれており、種子が熟すと弾き飛ばします。

江田島市内では畑の雑草となっており、農道や荒れ地などでも普通にみます。

20160928江田島町小用(花)
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20101004江田島町秋月
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20181009江田島町秋月
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20101016大柿町飛渡瀬
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20181022江田島町秋月
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追5)クワ

クワ科クワ属の落葉高木で花期は4月ごろ

中国北部~朝鮮半島が原産といわれ、日本へは有史前に渡来、北海道~九州の山地に自生するものをヤマグワとよびます。

樹高は5~10m、葉っぱは互生し7~20cm、ハート形や切れ込みがあったりと形は様々です。

普通、雌雄異株ですが稀に同株となることもあります。

花に花弁はなく、淡黄色の小花を穂状に下げて開花、雌花序は新枝の下部につき、雄花序は枝の先端から房状に垂れ下がります。

果実は2~3cmくらいの円柱状集合果となり赤黒く熟すと、食べられます。

マグワは養蚕用に改良されたものを指し、中国あるいは朝鮮半島から、数度にわたりより高品位のものが移入されました。

養蚕の歴史は古く、5、6千年前に中国で始まったとされており、日本へは紀元前に稲作とともに伝わったであろうとされています。

途中、衰退も有ったりしますが、より高度の養蚕技術移入によって江戸時代後期に定着、明治初期になりやっと量産体制に入ることできました。

その間に蚕の飼料となるヤマグワも、より高品質のマグワへと大きく改良選抜がされ生産性の向上が図られてきました。

江田島市内においても昭和40年頃までは盛んに養蚕が行われていましたが、現在では全滅となっており、かっての桑畑は見る影もありません。

市内の山野にはマグワが先祖返りをしたのでは?と思われるヤマグワ風の雑種などが多々見られます。

ちなみに沖美町岡大王には市内最古樹では?と思われる幹回り約3m、樹高約8mくらいのマグワ雌木が健在・・・(*^。^*)です。

20120530能美町中町(雌木・果実)
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20160722大柿町柿浦
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20170522江田島町江南
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20200502沖美町岡大王(雄木・雄花)
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20200502沖美町岡大王(雄木)
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20200502沖美町岡大王(雌木・巨木樹形)
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20200502沖美町岡大王(雌木・巨木樹形)
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追4)カジノキ

クワ科コウゾ属の落葉高木で花期は5~6月

中部地方南部~沖縄の山野に生育、古くから和紙の原料として栽培されており、カジノキとヒメコウゾの雑種がコウゾであるとされます。

樹高は4~10m、葉っぱは互生し10~20cmで、変形卵形や3~5裂するものなど大きく変異します。

雌雄異株ですが、雄花序、雌花序ともに新枝の葉腋に1個ずつがつき、雄花序は3~9cmのウインナー形、雌花序は直径約1cmの球形となり、雄花序、雌花序とも、ヒメコウゾやコウゾよりも大型で、花期も遅くなります。

果実は球状集合果で径2~3cm、7~8月ごろ橙赤色に熟します。

江田島市内では過去に栽培されていたであろう雌木が数本残っていますが、雄木は未発見です。

20150506能美町中町(雌木・雌花)
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20170522能美町中町(雌木・雌花)
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20190609能美町中町(雌木)
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20110706能美町中町(雌木)
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20140722能美町中町(雌木・未熟果)
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追3)コウゾ

クワ科コウゾ属の落葉低木で花期は4~5月

コウゾはヒメコウゾとカジノキの雑種とされ、和紙の原料として本州~沖縄までの広い範囲で盛んに栽培された実績があり、今も高知県や茨木県で栽培されていますが、その他の地域でも低山地林縁や荒れ地などで普通にみます。

樹高は2~5m、葉っぱは互生し5~20cm、卵形や大きく2~5裂するなどの変異があります。

ヒメコウゾと違って、雌雄異株となり、雄花序は球~楕円状で約10~15mm、雌花序は球形5mmくらいで赤紫色の花柱が花火のように開きます。

果実は球状集合果で径10~15mm、6月ころに橙赤色に熟しますがヒメコウゾと比べ実付きは良くないとされます。

選抜栽培種には、赤楮(あかそ)、青楮(あおそ)、要(かなめ)、手折(たおり)、黒構(くろかじ)、高構(たかかじ)など多種があります。

江田島市内では林縁や荒れ地でふつうにみますが花期以外ではヒメコウゾとの判別が難しく、コウゾとヒメコウゾを同じものとする植物図鑑もあります。

コウゾは樹皮の繊維が強靭なことから和紙を作る材料として適しており、古くは聖徳太子が栽培を普及させともいわれています。

紙の需要が急増した江戸時代には各地各藩で四木三草の一つとして広く栽培が奨励され、広島藩においても政保3年(1646)に紙方を設け宝永3年(1706)には紙倉を設け藩内のコウゾを買い集めて藩専売品としています。

当時の江田島は良質な苗木の産地となっており、郡内に何万本もの苗を出荷した年もあるとか。

さらに延享2年(1745)、江田島鷲部の住人勘兵衛が大須差須浜にコウゾ畑を開いたとの覚書が残っており、それ以前から島内各所においてコウゾ栽培が盛況だったことが伺えます。

ちなみに勘兵衛は大須の開祖とされ、勇猛で力が強かったことから「鬼の勘兵衛」ともよばれていました(江田島町史要約)・・・(*^。^*)です。

20060424江田島町小用(雄木・雄花)
s-ヒメコウゾC 

20200427江田島町幸ノ浦(雄木・雄花)
s-IMG_9201雄 

20060424江田島町小用(雌木・雌花)
s-ヒメコウゾB 

20200428江田島町小用(雌木・雌花)
s-IMG_9332雌株 

20200428江田島町小用(雌木・開放自然樹形)
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20180613能美町高田(雌木・果実)
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追2)ヒメコウゾ

クワ科コウゾ属の落葉低木で花期は4~5月

本州~九州の丘陵、低山地の林縁や荒れ地に生え、樹高は2~5m、シュートはつる状に数m伸びることもあります。

葉っぱは互生し4~10cm、ふつう卵形ですが大きく3裂するなどの変異があります。

雌雄同株で新枝の基部に雄花序、伸びた新枝の葉腋に雌花序をつけます。
雄花序は球~楕円状で約10mm、雌花序は球形5mmくらいで赤紫色の花柱が花火のように開きます。

果実は球状集合果で径10~15mm、6月ころに橙赤色に熟し、甘みがあって食べられますがあまり美味しくはありません。

江田島市内では林縁や荒れ地に普通に生えており、古くは和紙の原料として栽培もされていた様子です。

ヒメコウゾとカジノキの雑種がコウゾであるとされ、ヒメコウゾとコウゾはとてもよく似ていますが、ヒメコウゾは雌雄同株で良く結実し、沢山の球状集合果をつけますが、コウゾは雌雄異株で実付きは良くないとされます。

日陰の林縁などでツルコウゾではないかと思えるほど細長く伸びたヒメコウゾのシュートを見ることがありますが、広島県内でツルコウゾはまだ未発見であるとされています。

20200430江田島町幸ノ浦(雌雄同株)
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20200430江田島町幸ノ浦
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20100507江田島町小用
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20180603大柿町飛渡瀬
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20190614大柿町飛渡瀬
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