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追3)コウゾ

クワ科コウゾ属の落葉低木で花期は4~5月

コウゾはヒメコウゾとカジノキの雑種とされ、和紙の原料として本州~沖縄までの広い範囲で盛んに栽培された実績があり、今も高知県や茨木県で栽培されていますが、その他の地域でも低山地林縁や荒れ地などで普通にみます。

樹高は2~5m、葉っぱは互生し5~20cm、卵形や大きく2~5裂するなどの変異があります。

ヒメコウゾと違って、雌雄異株となり、雄花序は球~楕円状で約10~15mm、雌花序は球形5mmくらいで赤紫色の花柱が花火のように開きます。

果実は球状集合果で径10~15mm、6月ころに橙赤色に熟しますがヒメコウゾと比べ実付きは良くないとされます。

選抜栽培種には、赤楮(あかそ)、青楮(あおそ)、要(かなめ)、手折(たおり)、黒構(くろかじ)、高構(たかかじ)など多種があります。

江田島市内では林縁や荒れ地でふつうにみますが花期以外ではヒメコウゾとの判別が難しく、コウゾとヒメコウゾを同じものとする植物図鑑もあります。

コウゾは樹皮の繊維が強靭なことから和紙を作る材料として適しており、古くは聖徳太子が栽培を普及させともいわれています。

紙の需要が急増した江戸時代には各地各藩で四木三草の一つとして広く栽培が奨励され、広島藩においても政保3年(1646)に紙方を設け宝永3年(1706)には紙倉を設け藩内のコウゾを買い集めて藩専売品としています。

当時の江田島は良質な苗木の産地となっており、郡内に何万本もの苗を出荷した年もあるとか。

さらに延享2年(1745)、江田島鷲部の住人勘兵衛が大須差須浜にコウゾ畑を開いたとの覚書が残っており、それ以前から島内各所においてコウゾ栽培が盛況だったことが伺えます。

ちなみに勘兵衛は大須の開祖とされ、勇猛で力が強かったことから「鬼の勘兵衛」ともよばれていました(江田島町史要約)・・・(*^。^*)です。

20060424江田島町小用(雄木・雄花)
s-ヒメコウゾC 

20200427江田島町幸ノ浦(雄木・雄花)
s-IMG_9201雄 

20060424江田島町小用(雌木・雌花)
s-ヒメコウゾB 

20200428江田島町小用(雌木・雌花)
s-IMG_9332雌株 

20200428江田島町小用(雌木・開放自然樹形)
s-IMG_9384.jpg 

20180613能美町高田(雌木・果実)
s-DSCN4176.jpg 
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