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9)ツブラジイ(コジイ)

ブナ科シイノキ属の常緑高木で花期は5~6月

関東南部~九州の暖地沿海山地に生え、樹高10~25m、幹径1mくらいとなります。

葉っぱは互生し長楕円形で、4~10cm、ふちに浅い鋸歯があり、裏は金色、葉先は尖ります。

雌雄同株で、雄花序は黄白色で5~10cm、新枝の下部から垂れ下がります。
雌花は新枝上部の葉腋に8cmくらいの花序となり数個がつきます。

果実は堅果、球形ドングリで1cm、受粉1年目は成長せず、翌年秋に成熟、殻斗が裂けて露出します。

江田島市内では山地林内に点在し、場所によっては数本が群生します。
ツブラジイの花が咲くと、山の一部が金白色に輝いて見え、遠くからでも分かります。

20190506江田島町小用(雄花)
s-IMG_5479ツブラジイ 

20190504江田島町小用(雄花)
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20060512江田島町小用(雄花)
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20191022江田島町小用(果実)
s-20191022b (52) 

20181118江田島町小用(果実・ドングリ)
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20181118江田島町小用(果実・ドングリ)
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20181118江田島町小用(果実・ドングリ)
s-IMG_5615 (2) 
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8)ウバメガシ

ブナ科コナラ属の常緑低木で花期は4~5月

関東南部~九州の暖地海岸山地に生え、樹高3~8m、幹径30cmくらいとなります。

葉っぱは互生し楕円形で、3~6cm、上半部のふちに浅い鋸歯がまばらにあり葉先は尖りません。

雌雄同株で新葉の展開と同時に開花し、雄花序は黄白色で3cm、新枝の下部から垂れ下がります。

雄花は新枝の上部の葉腋に1~2個がつき、花被片は3mm弱、果実は堅果、楕円形ドングリで2cm、受粉1年目は成長せず、翌年秋に成熟、殻斗は鱗片が瓦重ね状に並ぶドングリの下部を覆います。

江田島市内では日当たりの良い山地海岸に普通で、場所によっては数十本が群生します。
備長炭の原材として有名ですが、市内で薪炭用材としての利用はありません。

20090412江田島町小用
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20110510江田島町切串(開花直前)
s-110510 161 

20060925江田島町古鷹林道(受粉2年目の成長途上果実)
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20101028江田島町古鷹林道(2年目の果実・ドングリ)
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20061110江田島町古鷹林道(2年目の果実・ドングリ)
s-ウバメガシB 

20061110江田島町古鷹林道(2年目の果実・ドングリ)
s-ウバメガシA (2) 

7)アベマキ

ブナ科コナラ属の落葉高木で花期は4月

東北南部~九州の丘陵山地に生え、樹高15m、幹径40cmで、樹皮は灰黒色、コルク層がよく発達します。

葉っぱは互生し卵状狭楕円形で12~17cm、ふちには浅い波状の鋸歯があり先端部は2~3mmの針となります。

雌雄同株で葉っぱの展開と同時に開花、雄花序は白乳色房状で10cm、新枝の下部に垂れ下がります。

雌花は新枝上部の葉腋に1個がつき、翌年の秋に成熟し、球形18mmくらいのドングリとなります。
殻斗は線形の鱗片がらせん状にびっしりつきます。

クヌギに酷似しますが、葉っぱの裏面には毛が密生し、葉元から葉先までがほぼ同じ幅で、幹肌が灰色のコルク質となります。

江田島市内では林道脇などのやや乾燥した肥沃地に点在しますがクヌギよりも少ないようです。

戦時中の物資不足のおり、アベマキの樹皮を剥がして成形し、戦闘機の座席にコルクの代用品として張り付けたとの話もあります。

ちなみに、アベマキとクヌギは交雑することもあり、コルク質の発達にも個体差があります。

20180408能美町高田(開花前の蕾)
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200060423江田島町鷲部(雄花)
s-アベマキA 

200080711江田島町鷲部(2年目の果実)
s-アベマキCIMG1584 

20170915江田島町秋月(2年目の果実・ドングリ)
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200070918江田島町鷲部(2年目の果実・ドングリ)
s-アベマキCIMG7541 

20200624江田島町鷲部(コルク質の樹皮)
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20170817江田島町小用(虫えい・クヌギハマルタマフシ)
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6)クヌギ

ブナ科コナラ属の落葉高木で花期は3~4月

東北南部~沖縄の丘陵山地に生え、樹高15m、幹径60cmとなり、二次林では伐採により株立ちとなることもあります。

葉っぱは互生し長楕円状披針形で8~15cm、縁に波状の鋸歯があり、鋸歯の先端部は2~3mmの針となります。

雌雄同株で葉っぱの展開と同時に開花、雄花序は黄白色房状で10cm、新枝の下部に垂れ下がります。

雌花は新枝上部の葉腋につき、翌年の秋に成熟し、球形2cmのドングリとなります。
殻斗は線形の鱗片がらせん状にびっしりつきます。

アベマキに酷似しますが、葉先が細長く尖り、幹肌がコルク質で無い、などが相違点となります。

江田島市内では農道や林道脇などの肥沃地に点在、もしくは数本の群となります。

20100322江田島町切串(開花直前の雄花)
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20180408江田島町切串(雄花)
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20180410江田島町鷲部(満開)
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20110901大柿町飛渡瀬(2年目の果実、この後急速に成熟します)
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20160915沖美町岡大王(2年目の果実)
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20190418江田島町津久茂(幹肌)
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20100209江田島町鷲部(枯れ葉)
s-クヌギ100209 044 

5)カシワ

ブナ科コナラ属の落葉高木で花期は5~6月

北海道~九州の山野海岸に生え、樹高15m、幹径60cmとなります。
葉っぱは互生し、倒卵状長楕円形で12~32cmと大きく、葉柄はごく短かくて縁には波状の鋸歯があります。

雌雄同株で葉っぱの展開と同時に開花、雄花序は12cmくらい、新枝下部から垂れ下がります。
雌花は花被に包まれて2mm、新枝の葉腋に5~6個が花序となります。

ドングリは秋に熟しますが、葉っぱの割には小さくて15~20mmの卵球形、殻斗の鱗片は線形のらせん状となって、びっしりとつきます。

100年前の「江田島村の植物」には記載されていますが、現在は未確認、全力探査中・・・・・m(__)mです。

探索中の植物ですAAA 

4)ミズナラ

ブナ科コナラ属の落葉高木で花期は5~6月

北海道~九州の山地に生え、樹高30m、幹径は150cmとなります。
葉っぱは互生し、倒卵形で7~15cm、ふちには粗い鋸歯があります。

全体がナラガシワに酷似しますが、葉柄がごく短く、目立たないのが特徴となります。

雌雄同株で葉っぱの展開と同時に開花、雄花序は7cmくらいで新枝下部に数個が垂れ下がります。

雌花序は新枝上部の葉腋に1~3個がつき、秋に長楕円形で2~3cmの堅果、ドングリとなり、下部は鱗片が瓦状に重なった殻斗で覆われます。

100年前の「江田島村の植物」には記載されていますが、現在は未確認、全力探査中です。
ミズナラに酷似したナラガシワなら稀に見るのですが???・・・m(__)mです。

探索中の植物ですAAA 

3)クリ

ブナ科クリ属の落葉高木で花期は5~6月

北海道中部~九州の丘陵山地に生え、樹高17m幹径1mになります。
葉っぱは互生し、長楕円形で7~14cm、縁には針状の鋸歯があり先端は鋭く尖ります。

雌雄同株で雄花は新枝の葉腋から10~15cmの尾状花序となり、その中の一部の雄花の基部にだけ雌花がつき、受粉後それより先の雄花部分は落下します。

雌花は緑色で3mmくらいの総苞に3個が入り花柱は総苞の外に出ます。
殻斗(いが)は球形で径4~15cm、まわりに1cmの鋭い刺が密生し中に1~3個の堅果が入ります。

堅果はオムスビ状、いわゆるクリの実状で野生だと1cmくらい、栽培種は5cmに近いものもあります。

江田島市内での商用栽培は稀ですが、放置した畑の隅などに数本が残っていたりもします。

野生種は林道脇などの日当たりに生育しており、普通はイガの中に1cmくらいのクリの実が1~3個はいっていますが、稀には商用品種にも負けない3cmくらいの大きな実をつける樹もあります。
クリの雄花には特有の匂いがあり、かなり遠くからでもわかります・・・(*^。^*)です。

20170606江田島町秋月(房状の花は雄花です)
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20090608大柿町深江(雄花の基部、画像中央が雌花です)
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20170626能美町高田(雄花が落下したあとに残った雌花です)
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20140816江田島町小用
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20171026江田島町小用
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20181006江田島町小用
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20200625江田島町中央(樹皮)
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20100430江田島町中央(クリメコブズイフシ・クリタマバチによる虫こぶ)
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2)コナラ

ブナ科コナラ属の落葉高木で花期は3~4月

北海道~九州の日当たりの良い山野に生え、樹高20m幹径60cm、伐採後の更新で多くは数本の株立ちとなります。

葉っぱは互生し倒卵形で5~15cm、ふちには大形の鋸歯があり先端は尖ります。

雌雄同株で葉っぱの展開と同時に開花、雄花序は新枝の下部から多数が垂れ下り長さ2~6cm、雌花序は新枝上部の葉腋から総苞に包まれ小さな雌花が数個でます。

果実は約2cmの縦長ドングリ型堅果で、下部は鱗片が瓦状に並んだ殻斗に覆われます。

江田島市内では日当たりの良い山野や岩山の尾根などにも生育しており、もっとも普通に見るドングリの木・・・(*^。^*)です。

20180402江田島町小用(雄花の開花直前)
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20180829江田島町幸ノ浦(ドングリ)
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20200624江田島町鷲部(樹皮・幹径40cm)
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20091018江田島町小用(ドングリ)
s-コナラ091018 027 

20171101江田島町古鷹林道(ドングリ)
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20181225江田島町小用(紅葉)
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20181001江田島町鷲部(猫とドングリ)
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20180121江田島町秋月(発芽)
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20060424江田島町小用(虫えい・ナラメリンゴフシ)
s-コナラD 

1)イヌブナ

ブナ科ブナ属の落葉高木で花期は4~5月

岩手・石川県以南の本州~九州の太平洋側で、やや乾燥した低山地に多く生育します。

樹高25m、幹径70cmくらいで、伐採後の林内では多くが数本の株立ちとなります。
葉っぱは互生し長楕円形で5~10cm、先端は鋭くとがります。

雌雄同株で、葉っぱの展開と同時に開花、雄花序は新枝の下部葉腋から6~15個が垂れ下がり、雌花は上部の葉腋に上向きにつきます。

雌花は成熟するにつれ、果柄を5cmくらいにまで伸ばし、総苞の中に3稜形で1cmの堅果2個が入ります。

100年前の「江田島村内植物」には記載されていますが、現在は未確認、全力探査中・・・(^_^;)です。

探索中の植物ですAAA 

37:ブナ科

1)イヌブナ2)コナラ
探索中の植物ですAAAs-DSCN2653 (2)
3)クリ4)ミズナラ
s-20190919 (38)探索中の植物ですAAA
5)カシワ6)クヌギ
探索中の植物ですAAAs-2016-09-15 093クヌギ
7)アベマキ8)ウバメガシ
s-アベマキCs-101028 100
9)ツブラジイ追1)アラカシ
s-IMG_5615.jpgs-アラカシCIMG9560
追2)シリブカガシ追3)ナラガシワ
s-100930 049s-IMG_4234ナラガシワ
追4)シラカシ追5)マテバシイ
s-DSCN3148.jpgs-2014-06-10 002 065
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