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2)ハナショウブ

アヤメ科アヤメ属の多年草で花期は6月

ハナショウブはノハナショウブの園芸種で、花の色は、白、桃、紫、青、黄など多数あり、絞りや覆輪などとの組み合わせを含めると数千種はあるとされます。

江戸時代はじめにはすでにノハナショウブの色変わり種が栽培品種化されており、のち海外にも移出され多くの新品種がつくり出されています。

江田島市内では観賞用鉢栽培の他にも人家近くの池や湿地などでも栽培されています。

ちなみに、ハナショウブの原種となるノハナショウブは江田島市内では未発見ですが、川尻町野呂山や黒瀬町国近などの高地湿原で見ることができます。

20100618江田島町小用(栽培)
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20100620江田島町切串
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20110615大柿町深江
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20110615大柿町深江
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20080617江田島町切串
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1)シャガ

アヤメ科アヤメ属の多年草で花期は4~5月

本州~九州の人家近くでやや湿気た林内に群生、古い時代に中国より渡来したとされます。

葉長は30~60cm、葉っぱは線形で光沢のある鮮緑色、花茎は70cm近くまで伸び先の方に数個の花をつけます。

花は径4~5cm、白っぽくアヤメに似た一日花で、花弁に紫と黄色の模様があります。

国内のシャガは三倍体のため種子ができませんが、中国には二倍体の個体があり花色、花径などに多様な変異があるそうです。

江田島市内では人家近くのやや湿気た林内や竹林に群生します。

ちなみに、国内のシャガは三倍体で種子ができないので、広範囲な拡散は人の手によるものなのですが、観賞、薬用、以外の利用として食品を包んだり盛り付けたり、救荒植物(花を食べる?)などもあるとされます。

で、もう一つ、石風呂(蒸し風呂)での利用もあったのでは?と想像します。

江田島市内にも地名として石風呂(いしぶろ)が残っており、ふつう海岸近くの洞窟内で火を焚き、高温となった床に海藻を投げ入れその上にムシロを敷いて、人が入れるようにするのですが、海藻の取れない時期や、海岸から遠く離れた洞窟だと、近くにシャガが大量に生育していれば、とても便利な敷物として使えるのではないかと思います。

しかも、薬用効果のあるシャガですので、焼石の熱で発生した蒸気と香気は、とっても体に良さそう・・・(*^。^*)です。

20120412大柿町深江
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20150408江田島町幸ノ浦
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20180410江田島町鷲部
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20180413大柿町柿浦
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20180414江田島町江南
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20190408江田島町江南
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2:イチハツ(アヤメ)科

百年前に記録された「江田島村内植物」ではイチハツ科となっていますが、今日ではアヤメ科とされます。

1)シャガ2)ハナショウブ
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3)ネジアヤメ4)イチハツ
探索中の植物ですAAAs-110506 045
5)カキツバタ6)アヤメ
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7)ニワゼキショウ追1)ヒオウギ
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追2)キショウブ追3)ヒメヒオウギズイセン
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追4)カンザキアヤメ
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追3)ミヤマウズラ

ラン科シュスラン属の多年草で花期は8~9月

北海道中部~九州で木漏れ日のあたる山地林内に生育、草丈6cmくらい、花茎25cmくらいとなります。

葉っぱは長卵形で3~5cm、ウズラ状斑紋があることが多く、葉先は尖ります。

花は白~薄紅色で1cm、花茎の上部に十個くらいが穂状花序につき、花柄や花には細かい毛が密生します。

江田島市内ではあまり多くは見ませんが、やや湿気の残る林内や登山道脇などでみます。

20100330江田島町津久茂
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20200615大柿町陀峯山林道
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20190925大柿町陀峯山林道
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20190925大柿町陀峯山林道
s-20190925 (205)ミヤマウズラ 

20190925大柿町陀峯山林道
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20141107江田島町切串
s-2014-11-07 023ミヤマウズラ 

追2)カキラン

ラン科カキラン属の多年草で花期は6~8月

北海道~九州の湿地に生え、草丈30~60cm、葉っぱは狭卵形で7~12cm、互生します。

花茎は30~60cm、茎先に緑褐色で10~15mmの花が約10個、総状つきます。

側花弁は卵形で橙黄色を帯び、唇弁の内側に紅紫色の斑紋があります。

江田島市内では稀で、古鷹林道脇の湿気た草地に数本を見たのみです。

残念なことに発見の翌年、花の咲く前にイノシシに荒らされ、さらに数日後の豪雨により付近一帯すべてが流されてしまいました。

幸か不幸かイノシシが掘り散らかした小苗が一本、アスファルト道に投げ出されていましたのでそれを拾い、ダメもとで小鉢に植え付けて十年・・・最初の一本が十本にそして今は百数十本に増えました・・・(*^。^*)です。

20080611江田島町古鷹林道(野生種)
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20170509江田島町小用(栽培)
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20170605江田島町小用
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20170606江田島町小用
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20170607江田島町小用
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20170617江田島町小用
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20170617江田島町小用
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追1)コクラン

ラン科クモキリソウ属の多年草で花期は6~7月

関東~九州の常緑樹林内に生え、草丈5~10cm、葉っぱは広楕円形5~12cmで葉先は尖ります。

花茎は15~30cm、茎先に暗紫色で1cmくらいの花5~10個が総状つきます。

萼片は披針形で1cm、側花弁は線形、唇弁は倒卵形1cmで反り返ります。

江田島市内ではやや湿気た林内にふつうで、竹やぶなどにも生育します。

20110630江田島町津久茂
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20110630江田島町津久茂
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20110630江田島町津久茂
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20180701江田島町切串
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20140715江田島町津久茂
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20060904江田島町津久茂(種子鞘)
種子鞘(サヤ)の中には粉末状の種が沢山詰まっています。
ラン科植物の種には種子が発芽し育つための初期養分を貯めておく胚乳がありません。
そのため親株は少ないエネルギーで多量の種子を作ることができ、さらに風や動物などに付着させて遠くに運ぶことができるのですが、ドングリみたいにどこででも簡単に発芽して根っこを伸ばし葉っぱを広げることはできません。
ラン科植物のタネが発芽するには多様な菌類の助けが必要なのです。
発芽し成長する為にはタネの内部に入り込んだ菌類をうまく制御し、その菌糸から水や発芽に必要な養分を大量に補給してもらわなければなりません。
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20140422江田島町秋月(開花翌年の種子鞘)
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7)シラン

ラン科シラン属の多年草で花期は4~5月

本州~沖縄の日当たりのよい湿性斜面に生え、草丈40cm、花茎は70cm近く伸びます。

葉っぱは披針形で20~40cm、花は紅紫色で花茎頂部に数個が互生、萼片と側花弁は3cm、唇弁は卵形で先がひだ状となります。

江田島市内では庭先や畑の隅などに栽培されており稀に白花も見ます。

深江町親休鼻の断崖絶壁の上に数十株のシランが群生していましたが・・・野生かどうかは不明です。

20180517大柿町飛渡瀬
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20180421江田島町小用
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20180421江田島町小用(白花)
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20180503江田島町小用
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20190426江田島町小用
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20200414江田島町小用
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6)トキソウ

百年前に記録された「江田島村内植物」では「サワラン」と記されていますが、サワランの分布域は北海道から本州中部以北となっていますので、外観のよく似た「トキソウ」の誤記録であったとし、当項をトキソウの記事とします。

ラン科トキソウ属の多年草で花期は5~7月

北海道~本州、四国、九州の日当たりの良い原野湿地に自生し、花茎は10~30cm、葉っぱは線状長楕円形で4~10cm、茎に1枚だけが付きます。

花は紅紫色で茎頂に1個、萼片は長楕円状披針形で2cm、側花弁は狭長楕円形、唇弁は先端が3裂、唇弁の内側に肉質の毛状突起が密生します。

広島県内では東広島市黒瀬町の湿地に自生が見られるそうですが、現在の江田島市内では未発見・・・m(__)mです。

探索中の植物ですAAA 

5)オオバノトンボソウ

百年前に記録された「江田島村内植物」では「ミヤマチドリ」と記されていますが、ミヤマチドリの分布域は北海道から中部地方以北となっています。
当地で普通に見られる「オオバノトンボソウ」の誤記録であったとし、当項をオオバノトンボソウの記事とします。

ラン科ツレサギソウ属の多年草で花期は6~7月

本州~九州の丘陵や浅い山の林内に生え、茎に翼状の稜があって30~60cmに伸びます。

葉っぱは互生し、下方の2~3枚は長楕円形で7~12cm、上方は狭長楕円形となり次第に小さくなります。

花は黄緑色、茎の上部に互生してつき、背萼片と側花弁はかぶと状に重なり、距はやく15mm、唇弁は反り返ります。

江田島市内では山の北面や谷沿いなどのやや湿気た林下に普通で、点在または数株が間隔を保って群生します。

20150417江田島町津久茂
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20130501江田島町切串
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20200520江田島町津久茂
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20130530江田島町切串
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20200705江田島町津久茂
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20200705江田島町津久茂
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4)ギンラン

ラン科キンラン属の多年草で花期は5~6月

本州~九州の山地丘陵の樹下に生え、草丈30~50cm、葉っぱは互生し狭長楕円形で5~10cm、葉先は尖ります。

花は白色で茎先の花序に数個が互生してつきます。

萼片は披針形で7~9mm、側花弁は広披針形でやく7mm、唇弁の基部は筒状となり中裂片は舌状で淡黄褐色の隆起線があります。

江田島市内では現在津久茂地区でのみ観察されていますが、精査すれば他地区にも生育場所はあると思っています。

20120509江田島町津久茂
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20130505江田島町津久茂
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20150502江田島町津久茂
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20150502江田島町津久茂
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20160425江田島町津久茂
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20170504江田島町津久茂
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