球状花崗岩(球状江田島閃緑花崗岩?)

江田島地図2分割北(沖美鹿田北方海岸) 
球状花崗岩の産地は、日本にも何箇所かあり、天然記念物に指定されていますが、美しさからいえば、江田島の桃色球状花崗岩が、間違いなく日本で一番です。

小さな岬の突端ですが、高さ20m横幅30mの断崖は、基盤のカリ長石が風波に削られピンク色に輝いています。

CIMG2184 
(画像の左右2m)
撮影したのが5年ばかり前で、しかも安物のコンパクトデジカメですのですので、今一つハッキリしませんが、実物はワァオ~~~ ヽ(〃^-^)/ です。

CIMG2737 
(画像の左右4m)
光線の加減で見づらいのですが、画像の右下から斜め上に直径20cm弱の球状花崗岩が脈幅1mでビッシリ並んで駆け上っています。

普通に視認できる、球状花崗岩の脈は2つですが、潮が引くと海中にある脈も見れます。

CIMG2171 
(画像の左右1m)
画像に見える球状花崗岩の直径は20cm前後です。

CIMG2739 
(画像の左右25cm)
球状花崗岩の成因は、はっきりしませんが、
1)小さな核が回転しながら岩脈を流れ、ゆきだるま式に成長した。
2)雪の結晶が成長するように、放射状に結晶した。
3)過冷却現象によって、微細結晶が瞬時に寄り集まった。
4)強い上昇気流の中でアラレが大きく成長し、ヒョウになるのと同じ。
など?、様々な説がありますます。

CIMG2100 
(画像の左右25cm)
カキ殻のくっ付いた、球状花崗岩の転石です。
少し離れた海岸には、多数の球状花崗岩のブロックが打ち上げられていますので、海中にも別の球状花崗岩岩脈が眠っていると、イマジン・・・(*^。^*)です。

2014-04-26 002 035 (1024x769) 
(画像の左右25cm) 追加記事と画像(2014.04)・・・です。

先日、NHK広島放送局の「お好みワイドひろしま みっけ!!」で調査していただいたところ、国内で「球状花崗岩露頭」として天然記念物指定を受けている、茨城県筑波の峰寺山や愛知県瀬戸の猿投山、下伊那郡喬木村の毛無山などに産する「球状花崗岩」と、当地(江田島市沖美町)の球状をした花崗岩とでは成因が異なるであろう。との、見解をいただきました。

当地の球状をした花崗岩は、いわゆる「球状花崗岩」の定義である、中心部から外部に向かって層状に配列している様子がみられない。
おそらくは、石英閃緑岩を捕獲した球状の花崗岩、仮に「江田島型球体状石英閃緑捕獲花崗岩」とでも呼ぶべき花崗岩であろう。

詳しくは、未研究であり不明であるが、どこにでもは無い、特異な花崗岩ではある。
と、・・・(^_^;)です。

2014-04-26 002 037 (1024x768) 
(画像の左右80cm)
ま、いずれにいたしましても珍しい産状をした球状の花崗岩です。

2014-04-26 002 031 (1024x768) 
(岸壁の高さ約20m)
十年ばかり前、始めて目にした時よりも色がかすれてしまったように感じます。
ピンクの岸壁が風波で消滅する前に・・・

以下追伸・・・(*^。^*)です。

当地「 球 状 の 花 崗 岩 」名称について
・・・特に球状花崗岩にこだわるわけではないのですが、捕獲岩と呼ぶより球状と呼んだ方が良いなぁ~。と、思っていた矢先・・・

江田島をご探訪された方より、ご意見とご教示をいただきました。

> ・・・愛知県瀬戸市(猿投球状花崗岩には近いです)在住・・・
記事中の写真で感じていた通り猿投の”菊石”に産状・岩相ともに酷似しています。

目視ですが具体的に
1.内核が長石の結晶または花崗岩の小礫
2.外殻に樹枝状の長石の成長構造がみられる
3.外殻には有色鉱物の同心円状・放射状の配置は認められない
4.外殻と充填岩の境界は不鮮明
5.充填岩はやや粗粒
等、長石の色が白色であれば猿投や田上の球状花崗岩と区別できないほどでした。
・・・大切な地質遺産が消えてなくならないようご尽力、応援いたします。

・・・ありがとうございます・・・・m(__)mです。
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