紫水晶が眠る獣道

江田島地図2分割南(陀峯山東方) 

江田島にイノシシが居るという話は知らなかったのですが、近年になって全島内で大繁殖をはじめ、零細な農業者を廃業に追い込んでいます。

私も近所のお百姓さんに畑を借り、ダイコンやサツマイモ、ネギやキュウリ、ナス、トマトなど一通りの物は自給していたのですが、野生動物の執拗な攻撃には勝てません。
収穫目前の野菜を踏み荒らし、イモやミミズを探して掘り起こした、穴ぼこだらけの畑を2度3度と見ると、今までの努力も気力も吹っ飛んで・・・(^_^;)です。。

CIMG9621  
(画像の左右7cm)
お百姓さんには大迷惑なイノシシですが、山歩きには獣道がとっても役に立ちます。
ただ、全面的に頼っていると、イバラの茂みへと誘導され、手も足も引っぱられて身動きできない事になりますので・・・(^_^;)です。

この日、イノシシさんが作った、スーパースカイラインを快調に歩いていますと、前方に黒い塊りがあります。
靴で踏んづけると1日臭いますので、注意して・・・と、これ糞じゃないみたい。

CIMG9622 
(画像の左右6cm)
お、おぉ~~~。
こ、こ、これって、むらさきすいしょう・・・ ヽ(〃^-^)/ です。

CIMG9624 
(画像の左右60cm)
イノシシさんが作ったスーパースカイラインに穴ぼこを開けてしまいました・・・m(__)mです。

この穴は、イノシシさんが落っこちることのないように、埋め戻しましたが、場所によっては土が足りなくなることがあります。
そんな場合は、上の方に水路を作り、雨水を誘導し、流れ落ちる土砂で自然に埋まるようにすることもあります。
その年の雨量にもよりますが、1年もすれば土石で満杯になります。

また、反対に岩盤に乗った土砂を取り除くのに雨水を誘導することもあります。
失敗もありますが、翌年ピッカピカの岩盤を調査できたこともあります。

画像に写っているものを説明しますと、下は、980円の園芸用ピッケルです。
その上はシャベル兼ナイフです。
それまで、百均の貝むきナイフを使っていたのですが、短すぎるので鉄板をグラインダーで削り、自作した土堀用ナイフ?です。
バーナーであぶって焼きを入れたつもりですが、???です。
その上のステンレス棒?はイソガネです。
海岸を散歩していて拾ったもので、本来はカキやアワビを取るときに使うものです。

右上には、新聞紙と皮手袋、そしてセブンイレブン?のレジ袋です。

CIMG9626 
(画像の左右8cm)
当地の紫水晶について・・・です。
花崗岩の晶洞に紫水晶が現れることは珍しいのですが、日本では他に滋賀県や鳥取県などにも産地があります。

花崗岩晶洞で普通に見られる煙水晶も、稀にしか見ることのない紫水晶も、発色の元は微量なアルミニウムや鉄イオンが放射線によりカラーセンター化したもので、同じ兄弟?と言えなくもないのですが、実際には両者が同じ晶洞内で同時に出来ることはありません。

CIMG9628 
(画像の左右7cm)
花崗岩晶洞の紫水晶の成因には、諸説ありますが、晶洞内を満たす晶液の温度変化が主な原因では、と思っています。

一般的な透明水晶は晶液の温度変化には大きく関係せず、飽和状態になれば次々に結晶します。
結晶成長中の晶液が高温の状態ではアルミニウムイオンが先に水晶に取り込まれ、まず、煙水晶ができあがります。
鉄イオンは、晶液温度がぐんと下がった後になって、水晶の結晶構造内に取り込まれるのですが、そのころには晶液中の珪酸の量も残り少なく、温度の下降幅も少ないので、飽和しづらくなり、今までよりも時間をかけてゆっくりと、少量の紫水晶が作られます。

晶液温度の違いによって、水晶結晶内へのアルミニウムイオンや鉄イオンの取り込み量が変わるのは、金属イオンの大きさの違いによって、それぞれに熱振動の共振作用を強く受けるためだと思います。

晶洞によっては、一度透明又は煙水晶が作られた後、後世の地殻変動による微細な亀裂や、花崗岩結晶のわずかな隙間から、低温の珪酸液が晶洞内に浸透して作られたのでは、と思えるものもあります。

また、同じ晶洞の下部には、白や黒い水晶があって、晶洞の上部に紫水晶が作られることが多いのは、晶液が冷却される長い年月の間に、晶洞の下部には晶液内の粘土物質が沈殿し、先に作られた水晶の結晶面を隠しているからです。
縦に長い晶洞の場合、重い粘土物質は下に沈殿しますので、上の方の多くの水晶がきれいな紫水晶となってきます。

それと、肉眼的には水晶晶洞内が粘土物質で満杯に見える場合でも、粘土物質が沈殿している最上面とそれが触れ合う水晶成長面が下を向いてある場合、粘土物質内のきれいな上澄み液が数ミクロンの層となって、上を板状に覆う水晶成長面に下向きの結晶を作り出すこともあります。
その場合「水中に眠る水晶」に見るような、亀の子のような水晶が下向きに成長します。
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