紫水晶晶洞(バナナ形 1/3)

江田島地図2分割南(陀峯山右下) 

縦長の「バナナ形」紫水晶晶洞と、そこでの紫水晶成長過程の考察です。
このタイプの晶洞では、小さいけど色や形の綺麗な紫水晶を多く見ます。

紫晶洞地中分布図とバナナ形紫晶洞B 
(晶洞の最大横幅15cm)
左図が、バナナ形紫水晶晶洞内の水晶分布図で、右図がバナナ形紫水晶晶洞のブドウの房状地中分布想像図・・・(^_^;)です。

このタイプの晶洞は、花崗岩岩体の冷却が進んだ後期に、花崗岩岩体の収縮あるいは地殻変動などで生じた小さな亀裂に成長します。

 

縦長で小さな晶洞ですが、晶洞の中部から下部に色の綺麗な形の良い紫水晶があり、最上部は成長不良の水晶や白濁した珪石で蓋をされています。

 

鉄イオンを含んだ、珪酸過飽和溶液はミクロな割れ目を伝って、下方の岩体から搾りだされ上部の空洞へ浸透、循環したと考えられます。

空所に入り込んだ過飽和珪酸溶液は、ラグビーボール形のように前からあった水晶表面に再結晶をするのではなく、なにも無いところから紫水晶として成長しますので、内部まで透けて見えるきれいな水晶が多くできます。

しかも、他に成長の邪魔をする水晶が少ないので、自由に好きな方向に成長し魅力ある形に出来上がったのでは?と、想像します・・・(^_^;)です。

また、このタイプの晶洞があった場合、右図のようなブドウの房状に複数の紫水晶晶洞が見つかることがよくあります。


091003 001 (800x600) 
(画像の左右25cm)
画像の左に見える風化した普通の花崗岩岩盤に、10円玉くらいの白濁した石英が見えましたので、ドライバーの先っちょで突っついてみましたら、ポロリ、形も色も悪いのですが、水晶の欠片が出てきました。

周りの岩盤よりも柔らかく、ドライバー1本で中の小石?をかき出すことができます。

091003 003 (800x599) 
(画像の左右35cm)
掘り進むにつれ、水晶っぽい石英がでてきましたので、期待を強めて掘り進みますと・・・
おやおや、むらさきさんの住処だったようです。

30cmくらい掘ったところで、底の固い岩盤に突き当り、もう削岩機とかでないと掘り進むことはできませんので、はい、終了・・・(*^。^*)です。

091003 005 (800x601) 
(画像の左右15cm)
小粒ですが、かの有名な紫水晶の産地、宮城県雨塚山にひけを取らないかも・・・ヽ(^o^)丿です。

091004 002 (800x600) 
(画像の左右10cm)
アップです。

091004a 018 (800x597) 
(画像の上下18cm)
記憶をたよりに、晶洞から掘り出した順に並べてみました。
晶洞全体の大きさも、ほぼ画像のとおりです。

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