紫水晶晶洞(巨大紫水晶晶洞)

江田島地図2分割南(陀峯山右下) 

巨大な紫水晶の晶洞と、そこでの紫水晶成長過程の考察です。

この巨大紫水晶晶洞は、奈良県在住のS氏と愛知県在住のO氏によって、2009年11月22日に発見されました。

場所は、バナナ形紫水晶晶洞 1/3 2/3 との中間点で、晶洞 2/3 が発見された翌日です。

紫大晶洞理想図B 
(巨大晶洞の最大横幅は1mで、左下は石英平板15cmの下面に結晶した、亀の子形紫水晶のイメージ図です。)


巨大晶洞といいましても、当地の場合は全体として巨大な集合体となったようで、部分的にはラグビーボール形や、バナナ形、多数のゴルフボール形が寄り集まったものと考えられます。

もちろんその晶洞の内には、名前どおりに巨大な水晶も形成され、水晶にはなれなかった石英(珪石)の大きな平板状欠片が散在します。

と、いいますか長い年月をかけて、安定的に成長することのほうが難しいようで、巨大な晶洞で成長した水晶にはいびつなムラのある水晶や、大きな石英片、石英隗が大半です。

 

成長が止まり、粘土物質に埋まった晶洞も、その後の地殻変動や花崗岩岩体の収縮などの熱を得て、再び活性化します。

今までの小さな紫水晶晶洞では見られなかった別タイプの紫水晶として、晶洞内に散在する大きな石英平板の下面にできる、亀の子形紫水晶がもっとも特徴的です。

新たな熱源を得て、巨大晶洞が活性化したとき、その晶洞内で蓋をするように、水平になった巨大水晶や、石英(珪石)の平板面は、下部からのフッ素ガス?あるいは高温蒸気で下面がきれいに洗われて、その下面の粘土との間にわずかな隙間が開き、そこに新たな水晶の成長面が作られます。

(たとえは悪いのですが、味噌汁のナベの蓋につく水滴の一粒一粒が紫水晶へと成長した感じ・・・(^_^;)です。)

 

新鮮な結晶成長面に供給された鉄イオンを含む低温の過飽和珪酸液から作られる紫水晶の成長方向は水平で、また低温の過飽和珪酸液が供給される期間は短く、1つの紫水晶が大きく成長することはないのですが、晶洞が大きい分、珪酸液の流入も多いので、小さな紫水晶が群生して成長します。

 

その他の紫水晶は今までの、ラグビーボール形やバナナ形、ゴルフボール形で説明したとおりですが、いずれも一回りも二回りも、それ以上に大きな紫水晶に成長しています。

091126 011 
(画像の左右120cm)

もしもし。
紫水晶の、ごっつ大きなガマにあたりましてん。
まだ、残してあるから取りにいったらええよ。
おれ、明日仕事あるし・・・。

S氏から大阪弁?のお電話をいただき、翌日速攻です。

9時前には現場に着いたのですが、前夜の雨で地面はベチャベチャ、穴の深さは60cm以上はありますので、膝をついたくらいでは掘り進むことはできません。
まっ、プロ級のS氏の掘った後じゃ何も出てこないだろうって、穴の写真を撮るだけにして、乾いた岩場でおむすびを食べていると、ピロロロロ~電話です。

掘りました?
すごいでしょう?
えっ、掘ってないんですか?
お願いですから、掘ってください。

そこまで言われたんじゃ、たとえブランド物の作業服が泥だらけになろうとも・・・(^_^;)です。

今、仕事、だいじょうぶ?
で、で、でたよ~~~。
すごいよ~~~。

091123 008 
(画像の左右25cm)

091124 005 
(画像の左右30cm)

091125 023 
(画像の左右20cm)
画像で上に見える亀の子形紫水晶が、下を向いた状態で水平に横たわっていて、周りは固い長石で、びっしりと囲まれていましたが、紫水晶の表面だけは薄く灰色の粘土で覆われていました。

091212aB 004 
(画像の左右6cm)
周りを固い長石で囲まれていて、壊れずに取り出せたのは奇跡?です。
形態としてはゴルフボール形で、1個のみの単独晶洞です。
表面には一部に溶食?、成長途中?と思われる、すべすべのクレーターができています。

091211 003 
(画像の左右5cm)
固い長石に囲まれて単独でポロリ、抜け落ちてきました。
Sさん、ありがとうございました・・・m(__)mです。



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