陀峯山周辺の鉄鉱物

江田島地図2分割南(陀峯山南C) 

磁鉄鉱など鉄鉱物は、花崗岩の中にも微細な状態で含まれますが、花崗岩ペグマタイト中には、肉眼でも十分に確認できる大きさで濃集しています。

 

 

磁鉄鉱FeFe3+2O4

酸化鉱物の一種で、火成岩中にごく普通に含まれる造岩鉱物の一種です。

黒色をしており、金属光沢が有り、結晶は正8面体をしています。

比重は 5.2で、モース硬度は 5.5 から 6.5です。

強い磁性を持っているのが特徴で、磁鉄鉱そのものが天然の磁石になっている場合もあり、鉄の重要な鉱石鉱物です。

砂鉄や餅鉄として自然に採取される磁鉄鉱は、かつてタタラ製鉄の原料として盛んに利用されました。

 

 

褐鉄鉱FeO(OH)nH2O

暗褐色または黒色の団塊、土状のものとして産出されます。

化学組成は FeO(OH)nH2O ですが、赤鉄鉱や粘土鉱物、酸化マンガンなどを不純物として含みます。

モース硬度は4から 5.5で、土状のものも有りもろくて、比重は2.9から4.3です。

鉄を含んだ鉱物の風化生成物として産出され、土壌を赤く着色し、鉱床の露頭部分にある焼ケは大部分が褐鉄鉱でできています。

また、鉄を含んだ温泉(鉄泉)の沈殿物としても産出されます。

石英族の鉱物の内部にインクルージョンとして混入する物質の一種でもあり、インクルージョンとしての外見上は黄色~黄金色・褐色をしており、水晶の中に、針状・毛髪状・繊維状の内包物となって出現することもありますが当地では未確認です。

大規模な褐鉄鉱の露頭は、古くから鉄鉱石原料として利用され、また黄土色の顔料としても用いられます。

 

 

赤鉄鉱Fe2O3

赤鉄鉱は、酸化鉱物の一種で、形状はさまざまで、産状によって、鏡鉄鉱(きょうてっこう)、雲母鉄鉱(うんもてっこう)、腎臓状赤鉄鉱、血石、アイアンローズ、マータイト、レインボーヘマタイト、およびチタノヘマタイトと呼ばれるものがあります。

赤鉄鉱は反強磁性物質であり、色は黒から銀灰色、茶色から赤茶色ないし赤色ですが、どれも条痕色は赤錆色で、ときに少量の二酸化チタンを含有します。

赤鉄鉱は土壌の風化作用によって形成される二次鉱物としても生じることがあり、他の酸化鉄または針鉄鉱(FeO(OH))のような水酸化鉄と共に、熱帯、古代、または高度に風化した土壌が赤色を呈する原因にもなっています。

 

 

鉄かんらん(橄欖)石Fe2SiO4

鉄とマグネシウムを含んだ鉱物で、両者の割合はいろいろに変化します。

マグネシウムの多いものを苦土かんらん石、鉄の多いものを鉄かんらん石といい、一般には苦土かんらん石の方が多く、緑がかかった色をしていますが、当地でみるのはマグネシウムの少ない、鉄かんらん石です。

色は暗褐色~黒色、条痕は淡褐色、ガラス光沢があり劈開はありません。

硬度は6.5、比重は4.4です。

CIMG2654 
(画像の左右25cm)
大きなペグマタイトの石英部分に10cmの鉄鉱物が取り込まれています。
鉄鉱物は塊状?団子状?で、磁鉄鉱、褐鉄鉱、赤鉄鉱などが入り乱れて?います。
磁石を近づけると、カチンと音を立ててくっつきます。

120220 026 
(画像の左右20cm)
ペグマタイトの石英質部分に正体不明?の鉄鉱物です。

CIMG3225 (800x601) 
(画像の左右10cm)
巨大ペグマタイトの下に転げ落ちていました。
磁石にくっつきます。
1mm位の大きさで、富士山のような外観をしたジルコン?らしいものが1個、ルーペで観察されました。

CIMG8973 
(画像の左右10cm)
巨大ペグマタイトの下に転げ落ちていました。
磁石にくっつきます。

CIMG9016 (800x602) 
(画像の左右8cm)
巨大ペグマタイトの下に転げ落ちていました。
磁石にくっつきます。
銅を含有した鉱物かと勘違いするくらいに綺麗な赤銅色です。

CIMG9239 
(画像の左右10cm)
大きな晶洞の石英質側壁に鉄かんらん石が晶出しています。
磁石にはくっつかないみたい・・・(^_^;)です。

スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
検索フォーム
カテゴリ
リンク
最新記事
月別アーカイブ
プロフィール

わきです

Author:わきです
FC2ブログへようこそ!