江南 海上自衛隊エアクッション艇整備科 

2)江田島町南部・クッション艇基地 
小方と呼ばれるこの地には、戦前より海軍の燃料基地がありました。

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戦後も海上自衛隊の、燃料補給施設として使用されていましたが、数年前から門柱の板看板が、「海上自衛隊 呉造修補給所工作部 エアクッション艇整備科」と、変わりました。  

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エアクッション艇は、1970年代に米国で開発が始まり、1984年に実用艇が就役しました。

水陸両用のホバークラフトで、戦車などの兵器や物資60トン、または武装した兵士180名を乗せて、洋上の艦船から、陸上の敵前を直に強襲できる能力があります。

略称で、LCAC(エルキャック)と呼ばれ、改良型も含め、米国や韓国でも使用されています。
海上自衛隊では、1994年米国の輸出許可を受け、現在6艇を所有しています。
 

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整備場から出たばかりの、エアクッション艇4号です。

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エルキャックの最大搭載重量は75トンですので、整備完了後の荷重試験用に75トンのコンクリートブロック?が準備されています。

左奥の建屋にはエンジンの試験設備が詰まっていて、防音、防塵構造になっていると思います。


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敷地内に整然とならんだ、石油タンク群です。
タンクの外板は、すべてリベットで止められていて、とても古く見えるのですが、戦後海上自衛隊に移管されたのちに作られたタンクで、今は使われていないようです。

リベットと言えば、戦前ってイメージがあったのですが、そういえば、私が通学に使っていた路線バスだって(昭和40年頃)ブッツブツのリベット止めでした・・・(^_^;)です。
 

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エルキャック整備建屋の裏には、戦後、秋月~江南・飛渡瀬間の道路がつくられ、土手沿いにソメイヨシノが植えられました。

大きな枝を道路上にまで張り出し、満開の花に枝が折れんばかりの桜並木は、ながらく町民に親しまれていましたが、交通量の増加にともない、のんびりと花見をする気分にもなれず、今、一升瓶とゴザを持って訪れる人は皆無となりました。
樹齢60年の老桜は蔓草に覆われ、風に枝をもがれて、まさに朽ち果てようとしています。

桜の枝先、道路を挟んでこちら側に、島内では珍しく、平らに整地された広い農地がありましたが、実はその農地の地下には、旧海軍の巨大な燃料タンクが隠されていました。

建設されたのは大正のころですが、何らかの欠陥があった?、あるいは燃料の補充が無いため?、戦時中には、すでに空っぽタンクだったと聞きます・・・(^_^;)です。

戦後も手つかずの状態でしたが、近年タンクの天井を壊して、内部に土砂を投入しました。

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画像は、2012年4月2日のものですが、現在埋め戻し工事はほぼ終了したようです。

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上の図面は知人からの、頂きもの・・・m(__)mです。

上図が昭和5年、下図が昭和19年の旧海軍資料にあり、「貯油池」と名があります。
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