大須 大須山・大須防空高角砲台跡

1)江田島町北部・大須山 
大須地区の背後にそびえる、標高259.5mの大須山は、広島湾やその入口である奈佐美瀬戸が一望できる絶景の地です。

そのため太平洋戦争(大東亜戦争)初期、敵航空機の飛来を想定した防空用高角砲陣地が構築されました。


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近年になり、大須林道が整備されたため、大須山防空高角砲台跡へは車で上ることができるようになりました。

ネット資料「呉周辺の防空砲台」によりますと「大須山防空高角砲台」が計画されたのは昭和16年2月、当初3基の高角砲を設置する予定でしたが、昭和17年7月、89式40口径12.7cm連装高角砲2基をもって竣工したとあります。

同時に付近の山々や見通しの良い尾根を利用し、150cm探照灯や、空中聴音装置などが配置され、密林の奥にはこれらの設置跡や管理用兵舎の痕跡が今も埋もれています。

ともあれ、林道ピークの駐車場から大須山山頂に向かう途中、最初に目にするのがこの赤レンガで作られた兵舎です。

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窓枠から覗いた内部です。
設計は良さそうですが、造りは雑に見えます。


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付近には水源となる谷川などはありませんので、屋根に降った雨水を利用していたのかも・・・

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天井や裏側を囲む壁は崩れ落ち、往時を想像する手掛かりはありません。

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兵舎の横を通って高台に出ますと、コンクートの大きなすり鉢状窪地が三つ、おむすび形に配置されています。

画像にあるすり鉢状の遺構は、89式40口径12.7cm連装高角砲の設置跡です。
この砲は、日本海軍が高角砲としてはじめて設計したもので、昭和7年に正式採用となりました。
砲弾重量23kgを装薬34.32kgを使用して、最大射程14,622m、高度9,439mまで打ち上げることができました。

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林道の完成に合わせ、一度はきれいに整備されましたが・・・

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砲台跡から見る、広島宇品の方向です。

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砲台跡を離れ、大須山山頂に向かう登山道から・・・

対岸の似島にそびえる安芸小富士(278.1m)がもっとも美しく見える場所です。


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右にカメラをふると、奥に元宇品、右の小島が江田島と宇品の中間に浮かぶ峠島です。

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大須山頂上(259.5m)に埋められた三角点の石柱です。

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真冬の澄み切った青空のもと、雑木林にすこ~し暖かい風が吹くと、そこに妖精たちが現れます・・・(*^。^*)です。
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