鹿川 将軍社 郷土資料館

2015-03-20 115 
鹿川将軍社の境内奥に、「郷土資料館」があります。
館内の見学には手続きが必要ですが、館外に並べられている展示物だけでも十分に鑑賞価値はあります。

資料館の入口に、赤い郵便ポストが置かれています。
このような赤い色をした円筒鉄製ポストの原型は明治34年、発明家である俵谷高七氏が考案したものであると云われます。

その後、雨除けの庇などが改良されたり、戦時中の鉄不足だった時代にはコンクリートで作られたりもしましたが、昭和24年、本体の高さ135cm、直径40cmで統一された画像に見るポストが登場、正式名称を「郵便差し出し箱1号(丸型)」と呼ばれ長く親しまれてきましたが、現在では昭和45年登場の角型のポストに置き変わっています。

2015-11-10 065 
資料館の廻りには沢山の石臼が並べられています。

これらの石臼は、一般家庭の粉ひき用としてではなく、サトウキビを潰して糖液を絞り出すためのローラー部として使われました。

水力利用の望めない当地において、石臼を回転させるための動力は、人力又は牛馬に頼ります。

2015-03-20 113 
砂糖づくりのための最重要な道具として、大切に使われたのでしょう。

サトウキビ栽培の廃れたあとも、その過酷な労働の記念として今に残されています。
この石臼は、方位盤石として再加工され、長くお庭の中央に据えられていたようです。

ちなみに、当地におけるサトウキビの栽培は、天保七年(1836)中村の宇根円兵衛が讃岐国から種苗を密かに持ち出して増殖したのが始まりとされます。
以後島内の干拓地を中心に生産量は延び、明治20年(1887)ごろに最盛期(江田島町、能美町を合わせた作付面積で、約145ヘクタール)をむかえます。

が、明治30年ころから出回り始めた輸入砂糖に圧され、大正末年に途絶えたと云われます。

2015-03-20 108 
石臼、または突き臼、一般的には唐臼(からうす)と呼ばれるものです。

回転ではなく上下の往復運動により、穀物の製粉や脱穀を行う機具です。
動力は人力、支点があり足踏みでシーソーのような運動をさせます。

2015-03-20 142 
唐箕(とうみ)と呼ばれる農具です。
風力を起して穀物を精選するための道具で、収穫した穀物を脱穀した後、籾殻や藁屑を風によって選別するために用いられます。

人力により板羽を回転させて、風を起こします。


2015-11-10 060 
壁に立てかけてあるのは大八車です。
車輪や車軸は簡単に取り外せ、別々に格納することもできる優れものです。

動力は人や牛馬によります。

2015-11-10 062 
牛馬に引かせて、田んぼの代掻きをするための農具だと思いますが???・・・(^_^;)です。

2015-03-20 146 
背負い子です。

急坂で狭い農道を、人力で重量物を運ぶのには最適な道具です。

2015-03-20 145 
すべりや枕木を使って船を陸に引き上げるための、巻き揚機だと思いますが?・・・

正確な天気の予報ができず、また貧弱な防波堤しかなかった時代、漁を終えた船はその都度、陸に引き上げていました。

小さな伝馬船なら夫婦でも引き上げ可能ですが、大型船はすべりを利用し、男衆十数人の力で巻き上げたようです。

2015-03-20 111 
ダブルピストン方式?の人力消防ポンプです。

天大将軍様が3軒以上の家は焼かぬと言われたのには、地域の高い防災意識や地元消防団の実力を十分に評価しての当を得たお告げだったみたい・・・(^_^;)です。
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