鹿川 山(真道山・立山・砲台山・藤浦山)

鹿川山名 
鹿川地区を囲む山々として東側には、真道山(286.3m)と立山(148.7m)があり、西側の宇根山山系から南に伸びる尾根筋(半島)に砲台山と藤浦山があります。

2016-03-25 039
砲台山の下、大矢地区の海岸から見た真道山(左端のピーク)と、立山(右端のピーク)です。

真道山については一般的な登山道である千本桜林道の起点がある中町の項で説明(真道山1/2 ・ 真道山2/2)しましたが、真道山の山頂部付近は鹿川地区に属します。

登山道は北側の中町地区から千本桜林道が、東の飛渡瀬地区からは地元有志が維持管理する登山遊歩道があり、南側には鹿川水源地が起点となる鹿川林道と、さらには西側の真道山森林公園からも山頂に続く遊歩道が整備されています。

2015-03-31 093 
画像中央部付近のなだらかな部分が立山の山頂です。
立山は建山ともよばれ、古くは砦などが配された由緒ある山のようですが仔細を記録したものが見えませんし、かってはあった頂上への登山道は藪に覆われてしまいました。

鹿川からの登山道は藪に閉ざされてその入口さえも見えず、小古江から伸びる農道が頂上の100mばかり手前まで通じていますが、その先はターザンもためらう密林?となっています。

立山山頂(昭和56年) 
画像は国土地理院昭和56年の航空写真です。

当地においてはわりとなだらかな地形である立山山頂の廻りは青々としたミカン畑に囲まれており、まだ作られたばかりの真新しい農道が日の光を反射して白く輝いて見えます。

ちなみにこの写真の1年後、1982年当時よりアメリカによるオレンジを含む農産物の自由化圧力が増大、1991年ウルグアイラウンドにより牛肉やオレンジなど農産物の輸入自由化が本格的に実施されます。
このことにより、1996年には、国内生産のミカンは最盛期の3分の1近くになり、江田島においても多くのミカン畑が放置され、年をまたずしてイバラの繁茂する雑木林となりました。

2016-05-14 075  
立山の中腹付近から見た砲台山と藤浦山が乗る半島です。

最背部に霞む険しい山容は黒神島の櫛ノ宇根(459.9m)で、その手前、円筒形の貯油タンクが並ぶ後ろの尾根が藤浦山、同じ尾根の、画像では右端付近が砲台山です。

今は砲台山への登山道はありませんが、終戦間際、旧海軍の燃料貯蔵設備があったこの地を空襲から防護するために対空用砲台が築かれていたと云われます。

貯油タンクの裏山となる藤浦山には物見石などもあって見晴らしの良いところだと云われますが、現在は三菱商事傘下「エム・シー・ターミナル鹿川油槽所」となっており、一般の立ち入りには制限があるだろうと思います。
かりに登頂したとしても、眼下の貯油タンクを眺めて気分爽快とはならないだろうと・・・(^_^;)です。

この藤浦山は江戸時代には御留山となっており、非常時に備えて弓矢に使う矢竹を移植栽培していたと云います。

ちなみに能美町誌によれば、御建山(立山)・御建藪とは、藩主が農民の狩猟・伐木を禁じた山で、能美町では高田の岩風呂山・北堀白尾跡の上の藪・中町大後の寺迫山・飛渡瀬との境の落走山・坪崎山などがそうであったと、記されています。
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