高田 沖南港・南港

高田 S22-H25 
画像左のモノクロは昭和22年の高田間所~沖南~南地区、右は平成25年のものです。(国土地理院より)

戦後もしばらくは高田港以外に防波堤を築いた港は無く、台風など自然の猛威を避けるには砂浜に引き上げるくらいしか方法がありませんでした。

その砂浜も干拓事業で奥行きが狭くなり、船もエンジン付きで重く大型化したため簡単に引き上げることはできません。

戦後まもない昭和20年9月17日の枕崎台風による甚大な被害はもとより、昭和26年10月14日のルース台風では、高田地区だけでも機帆船19隻が沈没し遭難者21名を出す大惨事となりました。

平素は穏やかな江田島湾内であても、防波堤なくしては船を安全に維持することはできません。

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画像は「沖南港」に停泊中のタグボート「第十大徳丸」「第二十大徳丸」です。

北側の防波堤は花崗岩の切り石を丁寧に組んで作られておりますので、まだ石材事業が全盛のころ(昭和36年以前?)に作られたようです。

南側防波堤主材はコンクリートで昭和40年頃?に作られたようです。

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沖南港はタグボート専用港というわけではないと思いまが、停泊船の多くが小型タグボートで占められています。

港中央部の桟橋には大型の「第八金福丸」(赤色のマスト)を中心に左が「第七金福丸」、後ろに第五、第三、第二、・・・全八隻?の金福タグボート船団が繋がれています。

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第八、第七金福丸の後方に繋がれた、一回り小型の金福タグボート船団です。
黒い網籠状の形象物を揚げたマストが6本も見えます。

ちなみに「丸・ひし形・丸」と繋がった形象物は、本船は「操縦性能制限船」であるから、本船を回避して航行せよ・・・(*^_^*)です。

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後日、江田島湾への入り口である津久茂瀬戸を、親船「第八金福丸」の後を追っかけて、カルガモのように一列縦隊で通過する金福船団を見ました・・・(*^。^*)です。

沖南港へと帰る、カルガモ船団を護衛?している灰色の船は、海上自衛隊第一術科学校所属の練習船です。

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こちら「南港」には牡蠣養殖業者さんの専用船が多くとめられています。
防波堤が造られたのは「沖南港」よりも古い様子で、昭和36年よりも以前となります。

画像の「明宝丸」は牡蠣の養殖作業でもっとも重要な働きをする、牡蠣船です。

マスト型のクレーンを使い、沖の筏で養殖した長さが9mもある牡蠣連を船内に揚収し、その牡蠣を満載し、打ち子さん(牡蠣剥き作業をするお姉さん)の待つ港の牡蠣打ち作業場まで高速で運搬します。

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海の家?・・・
じゃなくって、海上移動式の牡蠣養殖用作業小屋です。

真夏の直射日光、突然の夕立のもとにあっても、沖に設置してある竹筏に牡蠣連を取り付けるなどの作業に必要な洋上作業小屋です。

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日よけのブルーシートが張られた中で、杭打ち垂下式の牡蠣養殖用垂下連が作られていました。

東北、北海道方面から取り寄せたホタテ貝殻の中央に穴をあけ、間にプラスチックパイプを入れて互い違いにワイヤーに通し、ネックレス状にします。
杭打ち垂下式だと連の長さは1.6mが標準のようです。

えっ。
後姿だとまったく気づきませんでしたが、会話の内容がまったく聞き取れません。
皆さん外国からの牡蠣養殖研修生の方々・・・(*^。^*)でした。

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牡蠣連作り用のホタテ貝が準備されまもなく作業開始の様子です。
日よけのテントが張られていますが、なんと広島県立江田島高等学校と書かれています。

江 田 島 高 等 学 校 とは・・・

1948年「広島県呉竹高等学校江田島分校」として江田島町中央地区(旧江田島中学校内?)に開校。
1949年「広島県呉三津田高等学校江田島分校」と改称。
1951年江田島町小用地区へ移転。
1968年「広島県立呉三津田高等学校江田島分校」と改称。
1972年「広島県立江田島高等学校」として独立。
2010年3月31日 閉校。広島県立呉三津田高等学校へ統合。
 分校創立からの卒業者数は合計5,086名です。

以上ウィキペディアからの要約・・・m(__)mです。

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桟橋に置かれたステンレス製の巨大な機械???

奥の円筒型機械は水揚げした牡蠣を水洗いするドラム型洗濯機?で、手前はベルトコンベアー、それらを結ぶ複雑な配管と交差する電線・・・まるで野外工場ですね。

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近年になっての新技術で、牡蠣の養殖場や揚収後の蓄養、洗浄作業にマイクロ(ナノ?)バルブとなった空気を通すと生育や衛生面で非常に良い結果が得られるとか???

手前の黒い網籠や空色のエアータンク?、それらを結ぶ配管はそのための最新秘密?装置だと思います。

もとは波静かな入り江に投げ込んで置く(石蒔き式養殖法・地蒔き式養殖法)だけだった牡蠣の養殖法が、ヒビ建て養殖法に、そして現在の杭打ち垂下式養殖法・竹筏を利用した沖合垂下式養殖法へと大きく進歩してきました。

いやいやいや・・・漁師さん家業もたいへんだぁ~~~・・・(*^。^*)です。

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港のすぐ沖ではイワシ漁の船が重そうな網を引き揚げていました。

きっと、大漁なのでしょう。
カモメの群れがおこぼれを頂戴しようと、水面下で足をバタバタしています・・・(*^。^*)です。
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