岡大王 無量山 専念寺

s-グーグル岡大王・専念寺 
浄土真宗本願寺派「無量山 専念寺」は江田島市最高峰の宇根山(541.8m)南面の山裾に沿う、岡大王集落のほぼ中央に建立されています。

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南面する岡大王集落のひな壇中央に、ひと際大きな入母屋のいらかを乗せるのが、無量山専念寺です。

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境内真下を横切る県道36号(高田沖美江田島線)から見上げた専念寺本堂の右側面です。

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入母屋造りの専念寺本堂右側面、破風の部分です。
大屋根には大きな「獅子口(ししぐち)」が乗り破風部には、分厚い板を掘りぬいた懸魚がつけられています。

ちなみに獅子口の上に乗る三つの円筒は「経の巻」とよばれ、その下の山形模様を「綾筋(あやすじ)」、左右に大きく垂れさがる飾りは「鰭(ひれ)」といいます。

破風部の懸魚は「鏑懸魚(かぶらげぎょ)」が、左右と下についた「三ツ花懸魚」とよばれるものです。

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県道から路地を上りますと、すぐに専念寺山門の前に来ます。
紅梅の自然仕立ての枝が、風格のある山門をいっそうと引き立てます。

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山門の扉に付けられた釘隠し、形から「乳金物」ともよばれ、城郭や寺社など格式のある建物の門など目立つ場所に使われます。

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山門をくぐり右手境内に、優美な曲線屋根をもつ白壁土蔵造りのお経堂が建ちます。
出入り口を風雨からまもる重厚な屋根は唐破風です。

毎年枝を刈り込まれたイチョウのシルエットはお坊さん?・・・(^_^;)です。

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境内の海側、大きく切り出した花崗岩石材を巧みに組み上げて鐘楼が建ちます。
鐘つき棒、「撞木(しゅもく)」にはシュロの木が使われていて、鐘には「南無阿彌陀仏 昭和二十四年九月」の文字がみえます。

その前の釣り鐘は戦時の金属供出で行方知れずとなったのでしょう。

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境内には昭和50年5月に広島県天然記念物に指定された樹齢4、5百年と云われる天蓋松「飛鶴の松」がありましたが昭和54年松枯れの被害により失われました。

代二代天蓋松となるべく、境内中央の日当たりに若松が植えられており笠形に剪定されています。

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集落の規模からは想像を越す重厚な本堂が建ち、黄金の寺額「無量山」があげられています。

専念寺保存の古文書「能美島寺社古跡覚書帳」(1715年)によれば当山は11世紀ごろ付近の寺山において寺尾山門禅院洞蔵寺として創建されました。
のち文禄3年(1594年)僧是教が浄土真宗に改宗、その後当地に移りて「無量山 専念寺」として開基したと云います。
現在の本堂は安政5年(1858)から約5年の歳月をかけて完成したもので、柱や梁などには、大黒神島の原始林から切り出された木材が使われています。
また、この大事業には、空喜三右衛門氏が頭取世話人となり、全村民の一致協力があってこそなし終えたと伝えられています。

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山側から見た、本堂の左側面です。

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専念寺大伽藍と、その沖には伽藍の骨組みとなる大量の木材を供給した大黒神島が大きく横たわります。
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