畑 荒神社 (向井神社)

s-沖美町畑A・畑荒神社 
畑地区は西能美である沖美町、旧沖村の岡大王地区と是長地区とに挟まれた、宇根山の南西斜面に位置します。
(グーグル地図でははっきりしませんが、大黒神島の北西部も畑地区に入ります。)

畑地域の氏神、畑荒神社は岡大王地区との境界付近、宇根山から続く尾根の、大きな古松があったとされる小丘を削って建ちます。

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平成14年に再建された畑荒神社に祀られるのは
手置帆負神
屋船久久能智神
屋船豊受姫神
彦狭知神
の四神と、云われます。

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拝殿前で、二拝二拍手一拝・・・m(__)mです。

拝殿内の正面に「荒神社」の社額が掛けられており、左右には仁王様の額が奉納され、額下に沖美町畑  登地靖徳 平成14年11月吉日とプレートが付けられています。

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棟木には板が打ち付けてあり
正殿再建 十月吉日
議員 大?栄 大川秀郎
世話方 中本文吉 岡田岩吉 中田和助
さらに別板に 
世話方(イロハ順)
泉川柳吉 岡田吉松 岡田常太郎 岡田初吉 横田利助
竹本三次郎 空本藤一 坪木泰吉 中本常太郎 熊本庫次郎 
八木仁吉 松本實一 木戸出翁助 木村亀三郎 霜野群三郎
昭和六年十月二十五日再建
八幡神社神官 原勝彦
時ノ村長 神川登
大工棟梁 空久保準一 空久保久雄 鍵野宮夫
石工 川崎喜代次郎 川崎績 中田勇
左官 深江村 米田秀一
木挽 堀川茂 泊野柳一
御殿棟梁 梶亀一
労力奉仕 畑青年団員一同 時ノ支部長 増田宗雄 副支部長 前崎勇三

と、あります。
(誤字脱字は・・・m(__)mです。)

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さらに別の古い板には
正殿再建 十月吉日
本村 加藤伊三吉 加藤重作
日日村 山口幸太郎
左官? 阿加村 ?千助
石工 畑村 泊野清吉
別板に
明治五年 壬申 九月吉日
世話方
森川愛之助 美田清介 大?米助 熊本幸次郎 山根林三郎 谷本谷三郎
森田?太郎 森本次助 尾田准一 山下秋年 前寄?七 伊反田儀一郎
平野栄? 田川虎年
棟梁
高田村 加藤伊三吉 加藤伊サ次郎 加藤重作 山口幸太郎
原田福次 栄田興吉
木挽
大王村 傅次
左官?
阿加村 千助
石工
當村 利?
(誤字脱字は・・・m(__)mです。阿加村は阿賀村です。)

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拝殿内には他にも沢山の写真が額に入れ掛けられています。
おそらくは写真好きの地元有志の方が、荒神社再建後に昔の写真もまとめて現像し奉納されたものでしょう。

左は、昭和32年9月吉日 オタフク舞手 空久保渡
右の額は、昭和37年9月吉日 メンシシ舞手 田代良暁・佐野博隆

メンシシは何処で撮影されたのか不明ですが、オタフクは能美町中町の八幡神社本殿で撮影されたものです。

中町の八幡神社は、沖美町(旧沖村・旧三高村)と、能美町(中町・鹿川・高田)、5地区の総氏神さんで、毎年秋の例大祭はこの5地区が持ち回りで執り行います。
奉納の舞である、お多福や獅子、ダイバ(天狗の面を被り薙刀や刀をもって勇壮に舞う)も、当番となった地区の若者が演じます。

ちなみに提婆(ダイバ)とは、釈迦仏の弟子である、提婆達多(だいばだった)のことで、のち釈迦に違背し分派して新しい教団をつくったとされます。
他にも釈迦への敵対行為が多く、仏の道を邪魔する鬼にもたとえられましたが、死期を悟ると再び釈迦に帰依したため、許され地獄道を脱したとされます。

提婆の舞は江田島八幡宮、大原新宮八幡宮でも奉納されますが、共に荒ぶれる勇者の一面が強調された舞いとなっています。
また、四国(愛媛)にも提婆の風習が残りますが、こちらでは棒を振り回しながら神輿の先導を務めたり、反対に邪魔をしたりと入信、背信を繰り返した提婆達多をそのままに演じている様子です。

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昭和42年9月吉日 オンシシ舞手 山西松雄・泊野己亜とあり、撮影場所は畑荒神社?だろうと・・・です。

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昭和52年9月吉日 オタフク舞手 空久保稔、撮影場所は八幡神社本殿。

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昭和57年9月吉日 ダイバ舞手 空久保一美、撮影場所は八幡神社本殿。

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昭和62年9月吉日 ダイバ舞手 空久保一美

平成9年9月吉日 ダイバ舞手 木原忍、共に撮影は八幡神社。

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平成4年9月吉日 オタフク舞手 空久保美幸、撮影は八幡神社。

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畑荒神社 取壊し安全祈願祭 荒神社にて平成14年8月8日・・・と。

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平成14年9月吉日 オンシシ舞手 神垣勝則・空久保雅樹、撮影場所は八幡神社。

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奉納寄進 鯨之歯 施向政助 昭和十四年八月吉日。

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再建された荒神社本殿です。
観音開きの頑丈な鉄扉は旧本殿の扉がそのまま再利用されました。

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再建された拝殿の右側面です。
まだ、新築の匂いが漂い、新瓦は銀色に輝いています。

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旧畑荒神社の大屋根に乗っていた鬼瓦です。

広く整地し直された境内の隅に、しっかりと固定し立て掛けてあります。
浮き出る模様は打ち出の小槌、信心深い畑の人々にはたくさんの幸せが振り出されました。
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