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高祖 カキ養殖抑制棚

s-カキ抑制棚 
西に隣接する美能地区から、高祖、東の三吉地区にかけての海岸線には遠浅の地形が多く残っており、その遠浅の海域を利用してカキ養殖のための「抑制棚(よくせいだな)」が広く設置されています。

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高祖海岸に設置されたカキ抑制棚です。

画像撮影の時期は2013年の9月中旬、ホタテ貝の表面に付着したカキの幼貝が抑制棚にぎっしりと吊り下げられています。

カキ養殖における「抑制棚」の役割は、カキの成長を抑制して出荷時期の調整を行ったり、環境適応力のある強健なカキを生産することにあります。

カキの養殖法には多種ありますが、近年の一般的養殖においては、7~9月ごろにホタテ貝の貝殻を海中に入れ、かきの幼生(約0.3mm)を付着(採苗)させます。

採苗ができた連(ホタテ貝を針金で綴った120cmくらいの連で採苗器とも呼びます)を上記画像のように抑制棚に吊るし、風雨や日光に当てて環境の変化に強い丈夫なカキをつくります。

出荷する時期に合わせて採苗棚から取り外し、ホタテの貝殻(幼カキの定着した)約40枚を一組として、9mくらいの長さの筏用垂下連に作り替え、水深のある沖の筏に吊り下げて本養殖を開始します。

翌年の年内に出荷(イキス)する場合は秋に、翌々年の春に出荷(ヨクセイ)する場合は採苗翌年の春先に抑制棚から取り外し、筏垂下(本養殖)に切り替えます。

07youshoku_goyomi3[1] 
上記説明図と説明文は広島市水産振興センターHPよりのコピペ・・・m(__)mです。

ワ カ
昭和18年から43年頃まで行われていた方法で、一年以内に収穫ができるのでワカ(若い)と呼ばれます。
イ キ ス
採苗、本垂下後、1シーズンの育成期間を経て収穫する方法です。主にシーズン前半~半ばに出荷されます。
ヨ ク セ イ (早吊、早通しを含む)
その名の通りイキスより長い抑制期間を経て本垂下する養殖方法です。ヨクセイは主にシーズン後半に出荷されます。
ノ コ シ
ヨクセイ養殖のかきを翌シーズン最初の出荷時用に残しておく養殖方法。
フ ル セ (残し種・種残し)
イキスは採苗した種を9~10月に本垂下しますが、フルセは種のまま、もう一年抑制を行ってから本垂下する方法です。収穫パターンはイキスと一緒です。

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上記及び以下の抑制棚の画像は2015年7月のものです。
採苗連(採苗器)は筏による本垂下用にすべてが取り外された跡の状態で、海面には抑制棚の骨組みだけが残ります。

もうしばらくすれば採苗連(採苗器)がびっしりと隙間なく取り付けられるはずです。
ちなみに、2014、2015年は6,7,8月の降雨量が少なく採苗が不良の年だったと云われています。

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左の島影は大奈佐美島、沖を行く護衛艦のシルエットは「さみだれ」です。

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アート・・・(*^。^*)です。

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・・・(*^。^*)です。

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・・・(*^。^*)です。

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沖のカキ筏と抑制棚との間をカキ作業船が何度も行き来します。

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・・・(*^。^*)です。

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新しいカキ筏を設置したり、筏の移動作業を専門とする作業船「第三十二大生丸」です。
後部クレーンに巨大なコンクリート製のアンカーを吊り下げ、指定位置へと運搬中です。

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三高港沖の安渡島と似島の間を三高発、宇品行きのフェリー「入船」が滑るように沖へと進みます。

春の海 ひねもすのたり のたりかな ・・・(*^。^*)です。
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