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三吉 木ノ下川

木ノ下川・三高ダム 
「木ノ下川」は三吉地区を東西に二分して流れ下る江田島市内最大の川です。

(元画像は江田島市防災マップよりのコピペ・・・m(__)mです。)

グーグル木ノ下川AAB 
木ノ下川の源流は三吉地区の最南に位置する江田島市最高峰の宇根山(541.8m)近くにあり、その延長はおおよそ5,000m、水量も豊で上流には三高ダム(有効貯水量554千㎥)があります。

(画像はグーグル地図鳥瞰図よりのコピペ・・・m(__)mです。)

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三高ダムからさらに遡った木ノ下川の源流部近くには、徳正寺の山号ともなる「盤谷渓」と呼ばれる峡谷があり、大岩の盤上を流れる渓流や、水しぶきを上げる二段滝があると云いますが、今は容易には近づけない状況です。

かわって、支流となる「高松川」の上流部は高松峠へと向かう古道沿い(菊ロード)にあって、車でも容易に近づくことができます。
その源流部、小さな滝から流れ落ちる清水を「山名水 乙女の泉」と名付け、近隣の人々がポリ容器を携えて訪れます。

画像はその迸る清水、「乙女の泉」・・・(*^。^*)です。

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三高山の尾根から見た、三高ダムと水を溜め青く輝く三高水源地です。
画像右に向かう谷が支流高松川、画像左の谷は支流大附川です。

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支流「大附川」の水が張られた大附集落最奥の山田です。

獣や鳥の被害さえなければ西能美一番の美味しいお米が沢山できるのですが・・・。

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三高ダムの余剰水と高松川でポリ容器からあふれ出た水が一緒になって流れ下ります。

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一直線の急流となって流れ下る水の勢いを少しでも緩くし、農地への配水をも兼ねた小さな堰堤です。

川の中で青々と群生するのはサトイモ科ショウブ属のセキショウです。
セキショウは水量の安定した渓流畔に見られることが多い植物で、生活排水の流れ込む淀んだ流域には育ちません。

近年になって木ノ下川にもアユが見られるようになったとの話があります。
アユのジャンプ力は70~80センチメートルであろうといわれますので、この堰を越えることは無理でしょうが、何匹もの若鮎が滝壺から一斉にジャンピングトライする姿が見られるのもまじかだろうと・・・(*^。^*)です。

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先人が日々一石づつを積み上げてつくった、支流「舟木川」の流れです。

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本流である木ノ下川に、山裾から流れ出た急流「舞窪川」が合流する位置に架かる舞窪橋です。

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両岸に広がる農地に十分な水量を供給し、余剰水を集めてさらに流れ下る木ノ下川の中流部です。

平成16年に三高ダムの嵩上げ工事が完了したことにより、沖美町内ほぼ全域の農業用地には、バルブをひねるだけでいつでも安定した水量を供給することが可能となりました。

木ノ下川は島内一番の水量豊かな川ではありますが、水源から河口までの約5kmを一直線に駆け下る急流です。
しかも、流域となる農耕地の大半は川の両岸の急斜面を階段状に削ってつくった田んぼや段々畑です。
これら斜面につくられた農地は木ノ下川からの恩恵を受けることはなく、はるか下方をとうとうと流れ下る水の音のみが段々畑の石垣に反射します。

ただ流れ下るのみだった木ノ下川の水を有効に利用することは地域住民の積年の願望でしたが、今、三高ダムから繋がる農業用配水管が町内各所にくまなく埋設されたことによって、やっと現実となりました・・・(*^。^*)です。

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木ノ下川扇状地の要ともいえる部分に架かる「宮の桁橋」です。
この付近より両岸の農地面積は倍増して一気に広がり、木下川の水源としての重要性も倍々増します。

かっては、水を満遍なく公平に供給するための堰(せき)を設け桁を渡し、分流用の板材を微妙に調節しながら配水の量を加減した所じゃないかと???
夜中、勝手に我田に引水する輩を戒めるために水神宮の祠とかも置かれていたのでは???と、想像・・・(^_^;)です。

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国政による減反や、農業者人口の減少、農地の宅地化などにより耕作地は最盛期の何分の一、あるいはそれ以下となりましたが、木ノ下川(三高ダム)の恩恵を最大限に受ける三吉地区は江田島市内で、もっとも多くの田園風景が残る地域となっています。

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秋、黄金色の稲が刈り取られたあとの田んぼにはレンゲソウの種が蒔かれます。
春、一面に咲き乱れる花々を遠くから見ると低くたなびく雲のように見えることから漢名では「紫雲英」とも記します。

ちなみに正式名称は「ゲンゲ」でマメ科ゲンゲ属、古くに中国から渡来(一説には17世紀とも)し、根に共生する根粒菌が窒素を固定しますので、田んぼの緑肥となり化学肥料の使用量を抑えることができます。
さらには家畜の飼料としても利用できる他、ミツバチが集める花の蜜は「れんげ蜂蜜」として珍重されます。

他にも若葉の食用や民間薬としての効能などもありますが・・・、レンゲソウの花を見れば誰だって心がいやされ、春の陽だまりのようにポカポカとあったか~い気持ちになれます・・・(*^。^*)です。

    ― ― ― 追 記 2018・07・25 ― ― ―

以下に、「平成30年7月豪雨(7月24日激震災害指定)」によってもたらされた三吉地区および木ノ下川の被害を追記します。

ちなみに、「平成30年7月豪雨」とは、2018年(平成30年)6月28日から7月8日頃にかけて西日本を中心に北海道や中部地方など全国的に広い範囲で記録された台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨です。

この豪雨が広島県に与えた被害は甚大で、山県郡安芸太田町内黒山での総雨量は570.5mm、県内での死者数は7月16日現在で100名、行方不明は14名となっています。

江田島市全域においても各所で土砂崩れが発生、河川堤防や主要道路の多くが寸断され家屋にも大きな被害を及ぼしましたが、辛うじて直接被害による死者は出なかった???模様です。

そのような中、江田島市内で最大の河川である木ノ下川は多くの支流より溢れ出た大量の出水により、堤防や、堤防兼用の道路が激しく浸食され、堤防兼用道路の地中に埋められていた真水送水管、農業用水管、下水道管が各所において寸断されました。

最悪なことに今回の7月豪雨では、対岸となる呉市天応地区で起きた大規模土石流により太田川よりの真水送水管が大損傷し、江田島市内全域が断水となりました。

本来であれば、三高ダム浄水場からの真水が供給され、多少なりとも市内の断水状況が緩和されるべきであったのですが、江田島市の自己水源として虎の子的存在である三高ダム浄水場からの給水管が、堤防兼用道路と共に各所において大きく寸断されたために、市内の断水改善にはまったく貢献することができませんでした。

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木ノ下川堤防と兼用の、三吉~是長間道路が浸食されたことにより、道路地下に埋められていた水道管・農業用水管・下水道管が寸断され、付近の電柱も引き倒されました。

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今回、江田島市からは対岸となる坂町や呉市天応などの河川は土砂で大規模に埋められましたが、此方では反対に川底が深くえぐられ、そのために護岸コンクリートや石垣の地底部が水流にさらされ、堤防の下の方から順次崩壊した様子です。

おそらくは川の傾斜が強く急流だったのと、土石や流木の流入量が少なく、さらには濁流が川から溢れ出るギリギリのところで豪雨が収まったからでしょう。

一部地域では橋げたに引っかかった流木等により水流が押し上げられ川からあふれ出たところもあります。
もう数十ミリ雨量が多ければ、当地においてもさらなる甚大な被害が出たことが想像できます。

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戦前、三高ダムから江田島町の海軍兵学校へと真水を送るために川底に埋められ、上部をコンクリートで覆われていた水道用鉄管が今回の強い水流により、あらわれ出ています。

この付近で50~100cmくらい川底がえぐられています。

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どうやって来たのかは聞き忘れましたが、遠路はるばる沖縄県の陸上自衛隊第15旅団から給水支援にきていただいています。

支援作業が途切れた隙をねらい、無理やりにカメラの前に立っていただきました。
大・大・大感謝、ありがとうございます・・・(*^。^*)です。
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