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三吉 いいとこ撮り 1/3

s-三高3D 
三吉、高祖地区の海岸を北側からみた、グーグルの3D地図です。

右側の三高山(砲台山)山系と左の宇根山(野登呂山)山系の真ん中を南から北へと深く削って流れ下る木ノ下川と、その流域に沿って発展した三吉地区の地勢が一見して伺えます。

木ノ下川が削り取った砂礫は急流を一気に流れ下り、河口部に僅かな扇状地を残すのみで大半は海中へと呑み込まれてしまったようです。

その風化花崗岩である砂礫の一部は白く長い砂の帯となって、三吉から高祖、美能へと繋がっておりましたが、台風や季節風を防ぐ目的でつくられた防波堤、水害からの被害を防ぐためにつくられた多くの砂防ダムや河川の護岸工事により新たな砂礫の移動や供給は止まりました。

永年、老松の枝下に続いた長い遠浅の砂浜は、もはやその姿を取り戻すことはありません。

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木ノ下川の河口右岸に僅かに残った砂浜です。

砂防ダムや河川整備が整い新たな砂礫の流入が止まったことにより、砂浜は次第にやせ細ってきましたが、それでも一日二回の干潮時には沖合数十メートル先までの砂浜が現れます。

ただ、その沖合にはカキの抑制棚が林立しますので、素足で水遊びをするのは止めた方が・・・。

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遠浅の海面を占有するのは、杭打垂下法とよばれるカキの養殖に使われる井桁の列です。

昭和30年代まではカキ養殖の主流として使用されていましたが、現在ではカキの発育調整など限られた使用がなされるため、時期によってはホタテの貝殻を連ねたカキの養殖連をまったく見ないこともあります。

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中央部の密度が高く黒く見える部分には出荷調整用のカキ養殖連が吊り下げてあります。

カキは梅雨が明けたころから、親カキが一斉に放卵、放精を始めます。
放卵放精のタイミングはいまだ人知の及ばないところですが、条件によってはその付近の海面が真っ白に変色し、一見して放卵放精を知ることができます。

受精した卵子は間もなくして幼生となり、付着物を見つけて着床しますので、そのタイミングでホタテ貝殻の連を海中に下げ、貝殻一枚あたり100個の幼生を着床させます。

一般にはこの幼生カキが着床した1mばかりのホタテの貝殻連を、杭打抑制棚に垂下して養生、抑制し耐性を強くした連を出荷時期に合わせて回収します。
この幼カキの着床したホタテ貝殻40枚を長さ9mの針金に等間隔で取り付けて一連とし、沖に係留した筏に600本の連を取り付けます。

ホタテ貝殻一枚あたり10個のカキが成熟しますので筏一台あたり、カキ10個×ホタテ貝殻40枚×連600本となり、成熟カキが240,000個が収穫できます。
殻付きカキを一個を100円で販売すれば、筏一台で2千400万円の収入となります・・・(*^。^*)です。

以上は理想論です。
今まで三高沖は幼生の発生が盛んで、カキの種付け(採苗)場として最良の海面であるとされてきましたが、近年その発生率が安定せず、カキ養殖の最大の要となる種付け作業に一喜一憂する状況であるといいます。

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杭打垂下棚(抑制棚とも)とその沖を行く自衛艦、他所ではまず見ることのできない不可思議画像?・・・(^_^;)です。

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ホタテ貝殻を連ねた採苗兼育成連です。
貝殻の表面に小さなカキが密生して成長しています。

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7月下旬の様子です。
採苗に成功した連を育成(抑制)棚に取り付ける作業です。

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この年はうまく採苗(種付け)ができた様子で、連を手渡す掛け声にも張りがあります。

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一月中旬の様子です。
抑制棚で一冬の間寒風に当て、耐性のある丈夫な幼貝に育てます。

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12月下旬のカキ殻一時海中集積場の様子です。
正月用に大量に剥かれたカキの殻は各漁協ごとに決められた海中集積場に投下され一時保管されます。

集積量が増えた時点でクレーン船により回収されてカキ殻処分工場へ引き取られます。
カキ殻は、農作物の肥料、土壌改良剤、ニワトリなど家畜の飼料、道路等の凍結防止剤、融雪剤、ラインマーカー、建材製品、漁礁としての再利用や、水質浄化用など利用法は多岐にわたっています。

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季節は6月、新しいカキ筏を準備したり、採苗用のホタテ連を準備したりと、筏の並ぶ海面では作業船が大忙しの様子です。

この三高港沖の航路は呉港にある海上自衛隊基地へと出入りする護衛艦や潜水艦などが、ごく日常的に行き交っています。
でも反行する二隻の潜水艦を一画面に捕らえられるのは、ラッキー・・・(*^。^*)です。

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三高漁港防波堤の先端にある赤灯台です。

沖の航路を西行するのは瀬戸内海汽船のベイクルーズ船「銀河」です。
穏やかな瀬戸の島々を眺めながら、ランチ、ディナー、パーティー、さらに船上結婚式なども執り行うことができます・・・(*^。^*)です。
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